6月5日(土)午後、「丹波の恐竜化石第4次発掘調査報告会」(主催:県立人と自然の博物館、丹波市)が柏原公民館にて開催されました。辻丹波市長、伊藤丹波県民局長、河南丹波市議会議長のあいさつのあと、第4次発掘調査(平成22年1月9日〜3月5日)に協力されたボランティアの方々の表彰が行われました。
そのあと、参加者約60名を前に、三枝春生氏(県立人と自然の博物館主任研究員)から、第4次発掘調査においても貴重な成果が得られたことの報告が行われました。
そのあと、市民と専門家がお茶を飲みながら、恐竜や恐竜化石などをテーマに気軽に語り合う「第1回サイエンスカフェ」(主催:たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会)が開催されました。約40名の参加者からの質問に、人と自然の博物館の三枝主任研究員、池田研究員が答える形で、なごやかに進められました。
なかでも、①1億5千万年も繁栄した恐竜は、優秀な生物である、②篠山層群は、恐竜とともにカエル・トカゲなどの小型生物の化石も発掘される珍しい地域である、③このような点で、篠山層群と発掘された化石は世界的に重要な位置を占めている、とのお話しが印象的でした。
参加者からは、「おもしろかった」「楽しかった」などの感想が聞かれました。会場では、整備中のホームページでの運用をめざして、Ustreamを使ってのライブ中継も行われました。
次回は、夏休みに、中高生などを対象にしたサイエンスカフェが開けたらと考えています。