今月3日、自宅で倒れて右腕の骨を骨折した利用者さんは
絶対に入院をしたくないの一点張りでギブスをして自宅療養を始め
昼間はらくを利用するという事で引き受けました。

でも三度目の骨折で心身ともに落ち込んでしまい生きる気力さえ
失ってしまってた。食事は取らない、水分も以前より少なくなり
歩く事も出来なくなるくらい落ち込んでしまった。

どうする事も出来なくて、生きる気力が備わってくるまで待つしかない
と自分に言い聞かせ、自分の力でやる気を出るまで見守りました。
でも、ただ見守るのではなく私の闘病の時沢山の人に励まして頂いた
事を話したりしました。

やっと、それが実りました。今日は昼ごはんもほぼ食べられました。
水分も取ってくれました。
リハビリもしてくれました。
実はリハビリの機械「足ふみ機」が出勤途中に資源ごみに出されていたのを
頂いてらくに持ち込みました。

かなり重かった。でもこれを使って座って
足ふみが出来る、そしたら、筋力が付く、と思い欲と二人連れでもちかえったのです。

これ、座って足ふみ出来るからしてみたらって言うと、一生懸命した。
しんどいと言いながら、ちらちら私の顔を見ながら足ふみをしてくれた。
そんなこんなで、今日は頑張ってくれた。
もう入院はしたくない、その一心で頑張った。
家まで送って「今日頑張ったんね」と言うと、「はい」との返事
握手しようと言うと、力強く握り返してくれた。
これで「大丈夫と確信が持てた」

長い暗闇のトンネルを脱出出来た気分で嬉しかった。