高血圧のおはなし

日 時 平成22年7月1日(木)
場 所 宝塚医療会館
講 師 栗原秀明氏、東 強氏(市医師会)
 血圧とは、血液が血管を流れていく時の圧力(心臓から全身へ
流れていく動脈の圧力)のことで、正常値は「125/80mmHg未
満」ということです。
 この数値を上回ることを高血圧と言い、遺伝によるものの他、
食塩の取りすぎ・肥満・運動不足・アルコールの飲みすぎ・喫煙
等によりなりやすいとのことでした。
 高血圧になると、当初は頭痛・めまい・手足のしびれ・肩こり等の自覚症状があり、これが長期化しますと動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞等を引き起こします。
 治療には薬もありますが、まずは生活習慣(禁煙・食事療法・運動療法)を改善することにあります。
 日本人の三大死因は、癌・心筋梗塞・脳卒中で高血圧に起因する病気が二つも入っています。

後半は「認知症のおはなし」で、認知症とは脳の障害によって
記憶力・判断力・実行能力・会話能力等々、いったん発達した
知的機能が持続的に障害されて支障をきたす状態のことです。
 日常生活において、同じことを言ったり聞いたりする・名前が
出てこない・忘れが目立つ・関心や興味が失われる・日課をし
なくなる等々の症状が出てくれば要注意です。
 さて、皆さんは大丈夫でしょうか。