7月17日(土)〜18日(日)、豊岡市三原集落で獣害レンジャーが活動しました。
獣害レンジャーとはイノシシなどの有害獣の被害から農作物を守るためにボランティア活動をしていただいている皆さんのことです。
今回活動したのは10人、こども達のあこがれの戦隊ヒーローの2倍の人数です。
小規模集落にとっては心強い助っ人です。
初日は、皆さん午後に三原に入り、集落の伝統の技を学んだり、集落の方との意見交換を行いました。
まず、伝統の技体験では木工体験(木地【木皿づくり】、蔓細工【籠づくり】)、そして栃餅づくりに挑戦。
【木地づくり】
ろくろと金具を使って、皿(ひのき)の表面を削る作業、やすりがけ、つや出しに挑戦しました。削った後がガタついたり、皿にひびが入ったりした人もいましたが、きめ細かい指導の甲斐もあり、よい塩梅に仕上がりました。
【つる細工】
太めのつる奇数本で芯を作り、細いつるを編んでいきます。飽き性には向いていないとのことでしたが、皆さん根気強く作業をされていました。
【栃餅づくり】
灰を入れたお湯で栃餅を湯がき、みんなで餅つきをしました。もちきり機で小餅にし、中にあんこを入れて、でっきあがり〜。つきたては非常に美味しかったです(%ハート%)。
交流会では地元の伝承などをテーマに住民の方から話を聞き取るとともに意見交換を行いました。
(%エンピツ%)昔はサバの缶詰が貴重なタンパク源だった。雑煮、カレー、まぜご飯などあらゆるものにサバ缶が入っていた。
(%エンピツ%)現在は廃村となったが、三原の奥に鉄山村、その奥に木地屋村という集落があった。
など、いろいろなお話しを聞くことができました。
さあ、朝です。
ちょっと暑いですが、絶好の草刈日和(%晴れ%)です。
今回作業を行ったのは、2年近く放ったらかしにしている土地です。
ハスを植えていたこともあり、イノシシが入り込んで、根を掘って悪さを働いています。
いわば、「悪の巣窟」ですね。
そして、正義の味方レンジャーさん達は背丈以上に育った雑草を草刈機でバッサバッサと刈り取っていきます。
地元の方も交えて奮闘4時間、こんなにキレイ、サッパリになりました。
作業のあと、地元の食材で用意していただいたご飯の味は、それはそれは格別だったようですよ。
でも、まだまだ作業が必要な場所は残っています。
集落でもイノシシの潜みそうな薮や電気柵の電圧チェックなど、獣害対策に引き続き取り組むことにしています。
レンジャーの皆さん、そして集落の皆さん、作業大変お疲れ様でした。
なお、この週末、25日(日)には三原高原ハスまつりが開催されます。
皆さん是非来てください。