参院選の結果を読む

日 時 平成22年7月29日(木)
場 所 鳴尾公民館
講 師 泉 和幸氏(ジャーナリスト)
 セブンイレブン(7月11日の選挙)の結果、与党の民主党が
惨敗し、その理由として唐突な消費税増税への言及であると
総括されましたが、はたしてそうでしょうか。
 昨年 政権交代が実現し、国民は約束(マニフェスト)を注視
してきましたが、その完全実行に疑問符がついた事や指導力
の欠如等が大きいのではとも思われます。
 そして現在の菅政権も今年の9月(民主党の代表選挙)までの短命で、再び小沢氏がクローズアップされそうな雰囲気もチラチラいたします。
 まさかこの時期に自ら代表選に出ることはないでしょうが、田中真紀子氏あたりを担いで実権を握ろうとするか、もしくはこのまま菅氏が火ダルマになるのをしばらく見つめていく作戦なのかは、興味をそそるところです。
 いよいよ来年度の予算編成がスタートしましたが、今年度と異なり前政権とは全く関係なく組むわけで、そのお手並みが問われるところでしょう。
 とにかく民主党は政権を取って、そして今回の選挙に大敗してからは保守化が進んだように思えてなりません。
 まさか自民党との大連合はないとは思いますが、このような時代には”英雄待望論”が浮上しますので、当面の視点はやはり民主党の代表選ということになりそうです。