日 時 平成22年7月30日(金)
場 所 宝塚フレミラ
講 師 木村佳友氏(日本介助犬使用者の会会長)
身体に障害を持つ人をサポートする犬を総称して「補助犬」と
言い、①盲導犬、②聴導犬、③介助犬に大別されます。
①は、視覚障害者のために障害物を避ける他、曲がり角や
段差で立ち止まる等の歩行誘導を行う犬のこと。
②は、聴覚障害者のためにブザー音、電話の呼出音とか危
険を意味する音を聞き分け、必要な情報を伝え又は音源への誘導を行う犬のこと。
③は、肢体不自由者のために物を拾い上げ及び運搬、着脱衣の補助、体位の変更、起立や歩行の支持、扉の開閉、スイッチの操作、緊急時の救助の補助等を行う犬のこと。
・・・で、今回はこの内③の介助犬について訓練や育成等について詳しくご教示いただきました。
後半は、実際に介助犬を使って落し物や指示した物をくわえて
渡す様子や厚生労働省のデータをもとに、その普及状況等に
ついてご説明をいただきました。
介助犬を育てるのには、1歳過ぎから基本的な動作やマナー
を教え、約1〜1年半かけて訓練を積むとかで、その費用は
なんと300〜500万円が必要だとのことでした。