おいやか村 休耕田の散髪(丹波市福田)

8月5日(木)から6日(金)にかけて、元気作戦に参加している県下8箇所の集落を県庁職員研修の研修生がカリキュラムの一環で訪れました。
多様化する地域での課題について、現地での地域貢献活動や現地調査を行い、現地で暮らす方々の生の声をお聞きすることを通じて政策形成能力を養成するのが今回の目的です。
要は「集落の実情に触れて、いろいろ考えてみましょう」ということです。

このうち、「おいやか村」こと福田集落(丹波市)で研修した班の活動をレポート(%エンピツ%)します。

8月5日(木) 天気:快晴(%晴れ%)
まずは集落の様子が分からないことにははじまりません。
ということで、早速「むら歩き」に出発します。

子安地蔵、日吉神社、イボ神様、ため池、と集落の方のご案内で歩きます。
そんな間にも集落の方からは示唆に富んだお話が。

「年4回、班別ではなく、集落総出で環境整備を行ってきた。また、集落内では皆が決めて皆が参加することを心がけている。福田の財産はそのような心のつながりだと思っている。」
住んでいる人の元気が出て知恵を出すこと、それが『皆がその気になること』だと思う。」

昼下がり、仲良く寄り添う親仔牛も見せていただきました。
とてもおとなしかったです。
ちなみにお母さん牛は10年続けて仔牛を産んだ優等生だそうですよ。

8月6日(金) 天気:快晴(%晴れ%)
今日は子安地蔵の横にある休耕田の草刈作業です。
最初は草ぼうぼうでしたが、草刈機はエンジン音も軽やかにばっさばっさと草を刈っていきます。
おおまかに刈り取ったあとはトラクターが出動。
まさにバリカンのようにみるみる雑草が鋤き込まれていきます。
機械の力、恐るべしです。

集落の方が作業の途中でスイカを差し入れてくださいました。
水気たっぷり、ほんのり甘いスイカは乾いた喉にとってまさに「干天の慈雨」でした。

作業終了後は「むら歩き」「草刈作業」を通じて感じたことを集落の方と意見交換しました。

「まずは今いる人が当面元気にやっていけるということが活性化」
「特産の栗は集落全体として売り出しては」
「子安地蔵の参拝者との交流として植樹など行ってもよいのでは」
「いい村にしようという気持ちを感じるが、そもそも何もしないでも、もとから『いい村』」
「息の長い活動のためにも交流疲れしないよう工夫を」

研修生も気づきがいろいろとあったようです。
2日間受け入れていただいた福田集落はじめ8集落の皆さま、ありがとうございました。