9月6日から8日までの3日間静岡市で行われたスリーA認知症予防研修会にきらら会員の鈴木美知江さんが参加されました。
この研修は、医療・福祉の有資格者が対象で鈴木さんは看護師ですので今後の活躍を期待したいと思います。
鈴木さんに感想を寄せていただきました。
第20回認知症予防研修会に参加して 鈴木美智江
近頃、日常生活の中で、なんとなく動作が鈍い、人の名前が出ない、漢字が書けないといった物忘れを自覚していたとき、スリーA認知症予防ゲーム<明るく、あたまを使って、あきらめない>に出会いました。その後、地域活動、趣味等、活発にされていた方が認知症になり、本人はもちろん家族も認知症の症状であると認めず、周囲の人が気付いてアドバイスしても受け入れないため症状が進んでしまいました。残念なことです。
他人事とは思えない状況の中で、スリーA方式を提案された、静岡の増田末知子先生の認知症予防研修会に参加し認知症の予防と早期対応の大切さを痛感しました。老人問題が毎日のように報道されている中で、予防するための具体的な方法には触れられないままです。
増田先生は、かなりの実績報告があり、現在もスリーA予防デイサービス「折り梅」を解説して認知症予防に取り組むと同時に、後輩の育成にも力を入れておられることを、今回の研修を通して実感しました。
スリーA方式は、実にわかりやすく合理的にできています。
リーダーも認知症の人も一丸となれる、笑いを根本に据えたゲームです。
おためしあれ!と関係者の方々に申し上げたい気持ちです。
3日間の研修内容
講師は増田先生のほか元施設長や介護活動研究会代表などです。
第1日目 ・日常生活の視点から考える介護予防
・一般特定高齢者施策としての認知症予防
・重度の認知症老人を看て
・脳活性化訓練の成果
・予防的判定について
・神経心理テストの方法
第2日目 ・ステージ別かかわり 家族指導
・予防教室を開講するまでの流れ
・予防デイサービスの展開
・訓練の方法 関わりと脳リハビリ
第3日目 ・教室運営の実際 スケジュール
・脳リハビリの実技
・質疑
・閉校式