これこそがネットワーク

パソコンが苦手で、やっと開いたホームページで見た…、と言ってテキストの注文を頂いたのは、栃木県で主に高齢者対象のボランティア活動をしている方でした。

テキストを読まれてすぐに、
「常々行っている施設でゲームを少しやってみた。
予防教室の実際を見学したい、関西に行くついでがあるから」
との連絡をいただきました。
日程の合う伏見の教室「スズメの学校」をご紹介し、再びお会いすることもないかもしれないと思って、教室が始まるまでの2時間ほどをレクチャーの時間としました。スリーAの優しさのシャワーや、何をどのようにして良くするか、どのように良くなるかについて、理解していただいたうえで、教室へご案内しました。
この日の教室は10人の輪でしたが、とても良い雰囲気で進められ、教室の実地を見たことで理解をさらに深めていただくことが出来ました。

ボランティア活動を一緒にしておられるお仲間4、5人を自宅に招いて、ゲームのリードが出来るように、個人授業をうけようと思いつかれましたが、4、5人ではもったいないということで、高齢者施設の方にお声かけをされたところ、施設で職員の勉強会を開催されることに、話がトントン拍子に進んで栃木に二日間伺うことになりました。一人で個人授業なんてことじゃなく、これこそネットワークですよと電話のお声が爽やかに耳に響き、笑顔が見えるようでした。
こうして栃木に、スリーAの種が蒔かれます。ネットワークが広がって、いつの日にか、本当に「津々浦々に、ポストの数ほど」の予防教室が実現するかもしれませんね。
(高林実結樹)