10月2日から名古屋のウイルあいちで行われた名古屋オレンジの会主催の若者交流サミットの初日に参加しました。「生きづらさを抱える若者達の現状」と題した講演会でNPO法人自立サポートセンター代表理事稲葉 剛氏のお話とネットカフェ難民で彷徨える若者のDVDの映像を見て、ひきこもり・ニート等課題を抱える家族にとっても改めて人ごとではない切実な社会問題であると痛感しました。
貧困には経済的な貧困と目に見えない人との繋がりのない貧困があり、路上で生活するワーキングプァとハウジングプァという暮らしの難民化の問題を解決するにはどんな支援が必要か、派遣労働の規制強化、追い出し屋の規制、失業者支援の強化、家賃補助制度の導入、最低賃金のアップ、公的住宅政策の拡充を挙げられた。暮らしを支えられる仕事と住まいを確保することが先決であり、せめて月収10万円で暮らせる社会をめざしたいと強調された。
また最近のホームレスの傾向として若年ホームレスが増えており、自由と生存を保障する社会を確立するには、12のハードル(暮らしのハードルや心のハードルや仕事のハードル等)をクリアしなければならないと強調された。