21世紀の宇宙 「変光星で探る宇宙とキリスト」

平成22年10月15日(金)夕方の部で実施
場所:県民会館
主催:兵庫講座 2010
講師:石田 俊人 (兵庫県立大学自然環境科学研究所准教授)
 ”変光星”とは、向ってくる光が変わる星で、私達が観測で
変わった事が分る星である。基本的には明るさの変化で、
私達が変化を携える事が出来るぐらいの時間で、変化する
事が必要であります。観測の対象は、(カンムリ座R、りゅう
こつ座イータ星)など、現在では2万個を越える変光星が発見されています。変光星が明るさを変える原因を大きく分類すると、2個あるいは数個の星が互いに隠し合うことにとって、見かけの明るさが変化する食変光星、恒星自身が変化する事によって変光する脈動星。さらに、急激な光度変化を見せる爆発変光星とに分ける事ができます。
 また、クリスマスツリーの一番上には、点滅する星が飾れていますが、この星は「ベツレヘムの星」と呼ばれる変光星で、キリストが生まれた時に輝き始めた、と言われています。一時的に非常に目立つ星がみえたのかも知れません。「ベツレヘムの星」に関して色々な説が上がっていますが、最も有力視されているのが(木星と土星の会合説)です。紀元前7年頃うお座付近で、木星と土星の会合が起こっている事が分りました。天文学者の議論は現在も続いています。