ミヤネアカネは生き残れた

日 時 平成22年10月30日(土)
場 所 宝塚中央公民館〜逆瀬川
講 師 足立勲・長谷川太一氏(人と自然の博物館)
 「日本で一番美しい赤とんぼ」と言われるミヤネアカネが多数
生息する逆瀬川で、そこに住む虫・魚・植物等について現地で
お話しをお伺いいたしました。
 逆瀬川の名の由来は、①海水が逆流していた、②急流である
事から「坂」瀬川と呼ばれた、③おびただしい土砂が堆積し逆流
した・・・等々の説があります。
 昔は川幅が200mもあったそうですが、今では砂防工事がほどこされ18mになりました。
 その砂防工事の結果、水がきれいになり、流れもゆるやかで、年中水が流れていること等が、ミヤネアカネの生息を容易にしたようです。
 今年は260匹に番号を付し、行動調査(移動距離や年齢等)を行っているとか。

また川の植物ですが、このところ外来種がかなり増加しており、
現地でもユウゲシヨウ・メリケンカヤツリ(熱帯アメリカ原産)や
メリケンカルカヤ・オオキンケイギク(北アメリカ原産)等を確認
することが出来ました。
 その他川が蛇行していること、流れに早い遅いがあること、
川原に肥沃とそうでない所があること等々により、本当に多種
多様な草花が生息していました。