本日午後、事務局は「中小企業セミナー」(阪急エキスポパークで開催)〜農業ビジネスの活性化〜の傍聴に行ってきました。
このセミナーは、「ビジネスをMot拡げる!」ことを目的に大阪中小企業応援センターが主催したもので、NPOとしては直接関係がありませんが、農業ビジネスの先進的な取り組みを学ぶために出席したものです。
とりわけ、先般堆肥化施設の見学と当NPO活動状況の交流に来られた方の紹介もあり、その方がパネラーとして出られることから出席しました。
パネルディスカッションの前段に基調提案として講師から「農商工連携(産業間連携を通じた地域活性化のためのスキーム)」の実態が説明され、パネルでは「実践!北摂農業ビジネス事例発表」と題して、3人に方から、自らの事業展開の様子や農業ビジネスの可能性が語られました。
全体を通じて特に、印象に残ったのは、北摂地域は人口175万人を抱える大消費地であり、ビジネスチャンスが眠っている。この大消費地と農業の近さを活かした農業ビジネス起業への潜在地域である、とのことでした。
パネル討論では、農業ビジネス(農家と連携)は果たして儲かるか、展望は、その課題は何か、等の議論が展開されました。結論的には、①農業の大規模化 ②農業者との連携における地域リーダの必要性 ③地域の活性化を視野にする、ことが大切であると締めくくられました。中でも、企業イメージを高めるためのブランド化のあり方に関し3人のパネラーからは「サービスの視点」を農・商関連においてどのように持ち込めるか
がキーポイントであると提起されました。
NPOにとっても収益性の確保は活動の強化拡大のために避けて通れない課題です。
2時間程度のセミナーでしたが、いい勉強になりました。