たんぱく質の上手な摂り方

日 時 平成22年11月19日(金)
場 所 兵庫栄養調理製菓専門学校
講 師 佐々木 勉氏(管理栄養士)
 たんぱく質(protein)の語源はギリシャ語のproteno(最も
重要なもの)に由来しているとかで、たんぱく質がいかに重
要であるかを示しています。 また人体の構成を見ましても、
成人男子の組成は「水分:52.6%・たんぱく質:16.4%・
脂質:15.3%・・」となっており、その重要性がわかります。
 たんぱく質の身体における役割は、エネルギー源であることや組織の新生および補修等々で、体内ではターンオーバーと呼ばれる代謝回転が行われ、毎日 合成と分解が繰り返されています。 特に、肝臓・腎臓・心臓等はその回転速度が速く、よって日々バランスのとれたたんぱく質の摂取が必要で、これが不足しますと体力の低下・抵抗力が弱くなる・傷の回復が遅くなる・貧血が起きやすい等々の障害が出てきます。

成人一人当たり1日に必要なたんぱく質は、男性で60g・女性
で50gだそうで、お年寄りになると少食となり、これの摂取量が
だんだん減ってくるので注意が必要です。
 たんぱく質の豊富な食品としましては、動物性なら「肉・魚・乳
製品等・・・」であり、植物性では「大豆・納豆・豆腐等々・・・」だ
そうで、どちらかに偏ることがないよう食事の献立を配慮すること
が大切であるとのことでした。