呼吸器の仕組みとインフルエンザ

日 時 平成22年11月29日(月)
場 所 宝塚フレミラ
講 師 廣石恵才氏(宝塚医師会)
 肺に空気を送る気管は、左右の肺へ向かう2本の主気管支に
分かれて肺に入ります。
 気管支は、肺の中で枝分かれを続けながら次第に細くなって
いき、細気管支→肺胞へと三次元的に広がっていくとのこと。
 気管が最初の分岐をする前の断面積はほんのわずかですが、
これがなんと最後の肺胞の総断面積となると、実に70㎡とテニスコートほどの面積になると考えられている由です。
 因みに容積では、肺の全容積の90%を肺胞が占めているとか。
 さて肺の病気と言えば、かぜ・インフルエンザ・気管支炎・肺炎・ぜんそく・結核・肺がん等々ですが、これからの季節は特にインフルエンザに要注意とのことです。

昨年は豚インフルエンザが大流行し、WHOは最高のフェーズ6
を宣言して対応しましたが、国内でも学校閉鎖が相次ぎました。
 特に昨年のデータによりますと、発症は15・16・17才の少年
に集中しており、今年もすでに市内でもある小学校が学級閉鎖
を実施しているとか。
 抗体をつくるためにも、早目のワクチン接種が大切であると
呼びかけられました。