それでも生活者はいきる

◇◆どこで何をするかじゃない
 それがわかっているからって、偉いわけじゃない
◇◆

数日前、西宮に行って来たのですが、
駅前のショッピングセンターの一店舗(カジュアル服飾店)が
完全閉店セールをしていました。
50%引きとかもあったので、何着か購入しました。

ファッショナブルな服が売っていているのですが、
店員さんは落ち着かれていて、大人っぽい雰囲気のお店です。

「店員さん、元気がないのかな」

先入観があるのでしょうか、
こころなしか、そんな見方をしていました。

落ち着いて接客をされている店員さんにレジで服を渡し、
数着のパーカーを購入しました。

商売の難しさ、生活費を稼ぐことの難しさ
若い頃って、自分の才をむやみに信じたりするのだけれど、
それはいずれ現実のもずくの中に埋もれてしまうことになる

『けっきょくは地道に継続していくしかない』
と、僕は今勤めているNPOの事務局長さんに教えて頂きました。

 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

『何をみつめているの?』

そんなクエスチョンをされているかのような
やや強迫症チックな感覚

今日は仕事の日でした。
疲れて帰ってきて、今日一緒に仕事をした彼女たちは
明日も仕事なんだろうなとか考える、電灯がやけに眩しく感じます。

夕食後に母に洗濯してもらった
西宮で買ったボーダーのパーカーをタンスからゴソゴソと引っ張り出し、
ジッとながめながらさらに考えます。
彼女は僕が立ち止まったら、お見舞いに来てくれるのかなとか
妙によわよわしい気持ちになります。

どんなに苦しい生活でも
みんな継続していくのだろうな、
みんなその強さを持っているのだろうなと
自分に言い聞かせて、今夜も眠りにつくことにします。