楽しく食べて健康に

日 時 平成22年12月8日(水)
場 所 宝塚男女共同参画センター
講 師 犬飼 進氏(放送映画製作所)
 平均寿命と健康寿命には、男性で約7年・女性では約10年の
差があり、いくら長寿でも寝たきりではつまりません。
 そこで、この差を少しでも「0」に近づけるための方策を「食」の
観点からお伺いいたしました。
 歳を重ねると骨が弱くなり、いわゆる骨粗しょう症状態になりま
すが、これを出来るだけ遅らせるためには、身体にカルシウムが欠かせません。
 かと意って牛乳ばかり飲んでいては、他の栄養素とのバランスが崩れますので、比較的カルシウムの含まれているモロヘイヤや小松菜等、幅広く摂取することも大切で、また適度な運動や日光浴も併用するようにとのことでした。
 なにしろ寝たきりの原因は、①脳血管障害、②骨粗しょう症、③事故・・・だそうですから。

もうひとつのポイントはコレステロールにあります。
 コレステロールは動脈硬化の原因であることから悪者という
イメージがありますが、逆に①臓器や血管・細胞膜を作る材料
②性ホルモンの原料、③消化に必要な胆汁酸の原料・・という
役割もあり、あまり低すぎても問題なのです。
 要は、「健康は、食事・運動・休養」のバランスからで、特に
食事は栄養の他、楽しく・美味しく食べることも重要だとか。