日 時 平成22年12月20日(月)
場 所 宝塚フレミラ
講 師 谷口正巳氏(兵庫県カウンセリング協会)
身体の健康は、熱があるとか顔色が悪い等、目に見ることが
出来るのですが、ストレス等からくる心の健康は目に見えにくく
それだけに人間関係が第一であるとのこと。
身体的にはほとんど何もないのに、身体がなんとなく行動に
移せないこと等は、正に心の病いとしか言いようがなく、これに
は、「やる気が出ない。」「好きになれない。」「知識に乏しい」等々の原因があります。
身体が悪ければ、まず身体を治す(医療の分野)ことが先決ですが、身体が何ともないのであれば自分で治すという力をつけてあげる(カウンセリングの分野)ことが大切です。
それには、①人間誰しも適応性を持っていることの認識。②情緒的側面を強調してあげる。③過去より現在を重視してもらう。等々を勘案して、本人に主体性を持たせるよう導くことである由。
望ましい心の健康への誘導は、「人間には自然治癒力があるの
だから、治ろうとする意志と希望を持ってもらうこと。」「人に左右
されない主体性を持たせること。」等で、具体的には、①活動に
自己関与できる。②親密と寛容を共有する。③欲求不満に耐える
力をつける。④現実をありのまま受け入れる。⑤客観的に物事が
把握できる。⑥人生哲学を持たせる。・・・等々だそうです。
「言うは安く、行うは難し。」で、なかなか難しいです。