「なぜスリーAのゲームが良いのか」
1月11日、奈良市富雄地区にある、『NPO法人かいご職人工房』様の主催で認知症予防セミナーが開催され、講師に招いていただきました。
近鉄電車大阪線の富雄駅から、徒歩1分という足場の良いビルの2階を活動の拠点としておられます。駅から近いのはいいですね。
ヘルパー養成事業の傍ら、スリーA静岡研修の受講ほか、認知症予防教室開催の準備を着々と進めてこられ、その一環としてのセミナーでした。
当日は予想を上回って、倍近い約30人のご参加でした。
事前の打ち合せで、
・高林の個人活動から始まってNPO法人となり現在に至る活動の紹介
・なぜ認知症予防が重要なのか
・津々浦々に広がるスリーA教室についての話
を聞きたいとのご希望で、講演1時間半、続く15分でゲーム体験、終わりの15分で質疑応答ということになりました。
講演ではスリーAのゲームがなぜ効果をあげるのかについて、同じルールでも目的意識の如何で結果が違うからと、実技の方法論を具体的にお話しました。15分予定のゲームでは、最初の「1から10まで」を、緩・急・指折り、の3種類で、有効な笑いに引き込む方法、言葉と声の使い方を具体的に解説しました。単に楽しく笑うだけ以上の効果にしたいからです。
終了後に、数年前に京都府南部で行っていた教室に何度か参加してくださった事業所職員の方が傍にこられて、
「なぜスリーAが良いのか、ということが、今日初めて理解できて良かった」
と言ってくださいました。
教室にかかわる人は誰もがスリーAの理論的理解を深めてくださるようにと願っています。それは、予防ゲームを誤解される方がままおられて、「子供だましのような」などと言われることがあるからです。このような場合には黙っていないで、その場で説明して理解者を増やして頂きたいのです。
よほど自信がないと誤解を解くことは難しいです。その意味で、とても嬉しい言葉を頂きました。
2月から開始される教室が成功しますように、祈っています。(高林実結樹)