豊かな生活をおくるために

日 時 平成23年1月14日(金)
場 所 宝塚西公民館
講 師 辻 弘氏(兵庫教育大学)
 社会は工業社会を卒業し、本格的な情報化社会に移行しつつ
あり、物事は早くて便利になってきました。
 このように世の中がドンドン変わっていくことに高齢者はどう対
応し、どう生きていけばよいのでしょうか。
 普通に考えれば、固定概念に添ってごく常識的に生きていくこ
とが無難なのでしょうが、それでは人生はおもしろくなく、これからは「超常識」に暮らすことが必要で、そのためには感性を磨くことすなわち「煩悩」を大事にすることだそうです。
 因みに煩悩とは、 (六根)眼・耳・鼻・舌・身・意 と(六境)色・声・香・味・蜀・法 があり、
 これらに 苦・楽・捨の3つがあり ・・・・・・・・・・ 3×6=18
 また 好・悪・平の3つがある ・・・・・・・・・・・・・・ 3×6=18
 そして 過去・現在・未来の3つを乗じて ・・・・・ (18+18)×3=108
となり、したがって除夜の鐘も「108」つくのだとか。
 またこの煩悩を感じる人間の型は、
 ①I型人間 ⇒ その分野の専門家だが、視野は狭い人。
 ②-型人間 ⇒ 何でも知っているが、奥行きは浅い人。
 ③T型人間 ⇒ 幅があり、かつ深みもある人。
 ④π型人間 ⇒ 専門を2つ(文系と理系)持ち、幅もある人。
・・・で、少なくとも③または④となり、老後の生活を豊かに暮らしていきたいものです。