3日目の朝は、コミュニティレストラン「あさめし食堂」にて朝食(500円、通常は昼食のみ)。野菜を中心にした手づくりの料理、店員のきびきびした動き、パンフレット・書籍などの配備、手づくりジャムなどの販売などが印象的でした。
その後、バスにて市街地へ移動。H23年1月開館予定の「ねぶたミュージアム」を見学。1週間後に迫った東北新幹線の全線開通が予定されており、これに伴う観光客の大幅の増加を見込んでいることがこの施設からも感じられました。
そののち、ボランティアガイドの案内によって、青森市内のまちあるき(海沿いのウッドデッキ〜観光物産館アスパム〜古川市場などの)を楽しみました。
古川市場の「のっけ丼」(※)です。市場を観光地に変えた例として、注目されています。500円で、ウニやいくら入りの立派な丼を味わえました。
※のっけ丼:100円×10枚のチケットを購入し、丼、箸を受け取った後、市場内の鮮魚などをチケットと交換して丼にのせ、テーブル席などでいただく。当初は、100円単位の商売が嫌がられたが、観光客などの利用が増え、受入れられるようになった。周辺の市場でも導入を検討中。
最後に、「Festybal city アウガ」(市場、商業施設、図書館、男女共同参画施設などからなる、市の第三セクターが経営する複合施設)にて意見交換・総括の後、参加者のみなさんと別れを惜しみながら解散。そのあと、棟方志功記念館、三内丸山遺跡を見学し、青森空港へと向かいました。
参加者の中には、地域の活力が低下する中でNPO等を組織し、精力的に事業を展開している人が多かった。受け入れ側の「NPOあおもりNPOサポートセンター」「ういむい未来の里地域協議会」「NPO活き粋あさむし」は、ホスピタリティあふれる、きびきびした運営が印象的だった。特に、セミナーやパネルディスカッションなどの「言葉による研修」ではなく、いろいろな人・活動・もの・街を「目で見せ・体験させる研修」が大半であり、分かりやすく、実感をもって体感できた。青森で見たこと・聞いたこと・体験したことを丹波の地域づくりに活かしていきたい。