日 時 平成23年2月26日(土)
場 所 宝塚西公民館
講 師 藤田修美氏(精神健康福祉士)
全国の自殺者は1998年から連続して3万人を超えており、
500人乗りの飛行機が1週間に1機落ちていることと同じで、
大変なことなのです。
そしてその家族等は、その人の何倍も悲しみにくれています。
原因は、健康問題・経済問題・家庭問題・人間関係等々が
複雑に絡み合っており、いち個人の問題のみならず、社会や政治の問題でもあります。
しかし個人の思いはなかなか政治に届きにくく、結局身近な所から解決していかざるを得ません。
たとえば・・・ ①食生活 ②睡眠・休養 ③運動 ④お金 の問題です。
①は、偏食しますとやがてキレやすくなり、集中力や体力も低下するというデータがあるそうで、20年先・30年先を見据えた食生活を考える必要があります。
②は、寝た気がしない眠りは休養が不足している証拠で、そうなりますと頭の中に昼間学んだことや体験したことが登録されず、成長が止まってしまいます。
③は、身体を動かすことであり、体力作りになります。
④は、やはり生きていくだけのお金は当然必要です。
この①・②・③・④が崩れますと病になりやすくなります。
また自殺者を含む心の病の引き金としましては、「不安・不眠・孤立・過労」がありますので、家族や地域の人たちも本人が少しいつもと違うなと気がつけば、声かけすることも大切です。
いずれにしろ、あまりガンバリ過ぎずにトロトロと生きることにしましょう。