精神療法について(福祉領域)

◇◆「ルート」も精神療法のひとつだと思います◆◇

松尾にとって最も大きな「精神療法」は
アルバイト(仕事)とグループワーク(福祉)でした。
いろいろと振り返ってみましたが、このふたつに
なりました。

アルバイトでは、恋愛もからんできました。
バイト先で知り合った女性と恋愛をしました。
生まれてはじめての恋愛でした。
いろいろなことがある、「仕事の場」でした。
(仕事領域に関しては次回にお話しさせて頂ければと
思います。他の方のプライバシーがあるので、事実関係より
松尾の個人的な気持ちについての話になりますが…。)

ボランティアを通信制高校1年生の時から、
始めました。きっかけはたまたまでした。
学校の教科で「総合学習」というものがあり、
何かテーマを決めて、調べなさいという課題でした。

松尾は、地域の福祉について調べたいと思い、
(父と一緒に)地域の福祉センター(長尾地区センター)へ
伺いました。地区センターの職員さんが、
「それでは、地域の方々の集まりを見学してみませんか。」
とおっしゃってくださいました。

それで地域の高齢者のつどいに参加させていただき、
お湯のみを洗ったり、お菓子をいただいたり、
一緒の時間を楽しませていただきました。

会の終了後、ボランティアの方々に、
「あなた、来週からここでボランティアしてみない?」
とお誘いを受けました。
そして週一回のボランティアが始まりました。
週一回から、別の高齢者のつどいにもお誘いを受け、
週二回のボランティアライフとなりました。

高校時代ですね。
市社協には、その頃から、お世話になっていました。
そのうち、こころの病を持つ方が集まるつどいにも
参加させて頂くようになりました。

その頃、自分のありのままを出せていたかどうかなんて
わかりません。ですが、そのグループワークは
松尾にとって間違いなく、「精神療法」の場でした。
行ける場所がある、この事実は当時の松尾にとっては
余りにも大きな心の支えでした。それ以上の効果は
ある意味、精神療法の場では必要ないかもと思ってしまいます。
(また、独りよがりの展開になっていますね…。)

自分の考えを聞いてもらうために(否定されないために)
どうすればいいのか。聞いてもらうだけではなく、
自分もお聞きするという姿勢を取るようになる。
いろんな方の話を聞き、悩みとか症状などに
どう対応するか(どう向き合っていくか)、
肌で感じていきます。

精神療法とは投薬療法と違って、
効果は利用者さん、それぞれにとってなのであり
またそうあるべきだとも思います。
おじいちゃん、おばあちゃんとおしゃべりしたり、お茶を飲んだり、
そこで身につくスキル、同じこころの病を抱える仲間同士で
料理をしたり、おしゃべりし食べたりすることで
見についていくスキルがあるかと思います。

人間同士のすることなので、口論にもなるでしょうし、
怒られてへこむこともあるかと思います。
そして次はどうするのか、もうその場には行かないというのも
選択肢のひとつだと思いますし、どなたかに間に入ってもらうことを
頼むのもスキルが要るかと思います。

そんなこんなで福祉ベースで、社会的、いえ、人間的スキルが
UPしていきます。これが精神療法(社会的療法)だと
松尾は思っています。
実際の精神療法は「認知療法」が有名ですよね。
セルフヘルプグループでの活動も大きな意義がありますよね☆

いろんなご意見があるかと思いますが、
就労をするようになると、精神療法を
変化させるようになります。
(あくまで、松尾のケースですが。)
「アルバイト」をするようになります。
そのことは次回にお話出来ればと思います。