未曾有の大地震、阪神淡路大震災を経験した者に
取っては、地震の揺れは体がしっかり記憶していて
少しの揺れでも身の毛がよだつように寒気と、身震いがするほど
怖いものです。

その地震よりまだはるかにきつい揺れを身に感じたら
私は、いてもたってもいられないで、家から飛び出してしまうであろう。

スタッフがラジオを聴いていたら、「東北で地震みたいですよって」言い
テレビを付けると地震で揺れている場面が映し出された。

身の毛がよだつ怖さ、まさかっての災害が信じられなくても
受け入れるしかない。

私の親戚は東北にはいません、でも人ごととは考えられない。
涙が出そうなくらいつらい、悲しい出来事を
テレビに食いついて見ていた。

震災3日の朝早くに携帯が鳴った。
3年前に横浜に転勤して行った利用会員の方からでした。
我が娘と可愛い孫の様なんですよ。

最初は近況報告で、「実は、停電で懐中電灯を買いに行っても
無いんです。そちらではどうですか」って言って来た。」

解ったよ、出来るだけ早く送るからね、他に何か欲しい物はないの
って尋ねた。

すると、私が住んでいる所は、買い占めないように規制がかかっているから
大丈夫ですっての事。

まさか、電池が店頭から消えてしまうなんて思いもよらなかった。
娘にバイトの帰りに電池を買ってきてとメールをすると
返事、「どこ探しても無いよ、嘘・・・・・・」
さあ大変、Nさんと、ミドリ電化、電気屋さんに行くと、ドアに張り紙
懐中電器と電池はありません。
信じられない光景、関西まで、なんでも買い占め、実に悲しい、
なんとかして、ともちゃんに送ってあげないと、子供が泣きてしまう。
必死で探し歩きました。
でも、捨てる神あれば、拾う神て言うように、Nさんの家に買い置きが
有ったのが判明、良かった。
すぐに、お菓子とカップめんを入れて荷造りをした。
頼りにされるのって嬉しい。
西宮にいてる時は、西宮のお母さんって甘えてくれた。
忘れないでいてくれたのが、嬉しい。
子育てに疲れて泣いて電話をして来た子が、しっかり家を
守ってくれる頼もしいお母さんになってくれた。

「つらくても、泣いちゃダメ」って怒った事もあった。
懐かしい思い出、引っ越す時に、私がさみしくて泣いた。
またいつか会いたいな。