今回の震災ではお怪我ありませんでしたか。
戦後最大の災害ですから、知人や親戚が被災された方も多いと思いますし、関西でもこれから長期・広範にわたって生活や仕事に影響が出てくることと思います。
そこで皆様にお願いです。(僕があえて言うことなのかどうか、わかりませんが)
(%赤点%)あわてて買いだめなどの行動に走らないでください。
一時的、部分的に品不足などが起きることはあっても、日本全体ではモノが足りないわけではありません。買いだめは間接的に被災地の人たちをますます窮地に追い込むことになります。「千里でまたトイレットペーパー騒動」なんてことになったら、自分たちが何年も恥ずかしい思いを抱えることになります。
(%赤点%)デマや噂話に乗らないでください。
私は広告屋だからよく思うのですが、情報に敏感であろうとする人ほど、この手のものに、弱いのです。それで千里の人たちは、けっこうふだんから情報に敏感だと思います。いまは(16年前の「阪神」の時に比べても)飛躍的に情報を得る手段が多様になっています。ですからあわてないで、一歩立ち止まって「ほんとかな?」と点検してみる。別のルートでチェックしてみる。常識的にどうなのか、考えてみる。自分は大丈夫、と思っている人ほど、あぶないです。
(%赤点%)もしご近所などに避難の人たちが来ることになったら
ただでさえ命からがら故郷をおいて遠く逃れてきた人たちなんですから、ぜひとも温かく迎えてあげてください。これからどれぐらいそういう人が出てくるかわかりませんが、いま避難している人たちは「阪神」のときの1.5〜2倍になっています。関西は遠いですが、首都圏や東日本は「計画停電」で被災地以外の機能も数ヵ月はスローダウンせざるを得ない状況です。そうすると当然西日本にも相当数の人がやってくるでしょう。
とくに福島県に関しては原子力事故で風評被害も心配されていますがくれぐれも「人として」恥ずかしくない言動を取ってください!
◎橋下府知事は府営住宅を府全体で2000戸、避難用に提供すると打ち出しています。
◎公社や市営住宅でも…(数は少ないですが)
◎URでも…
このほかにも個人的に避難を受け入れる方もあるでしょう。もしそんな方が身近にあったら、フォーラムなどにも連れてきたり「地域の輪」に入れてあげましょう!
千里なんてもともと「よせあつめ」の町なんですから。今こそ千里の良さを発揮していただくよう、心からお願いいたします。私も微力ながら、できることをやろうとしています。
皆さんも余震や健康に気をつけてお過ごしください。
(%青点%)16年前の震災で、避難所に積まれた消息確認用の貼り紙用紙がありました。
これは私の会社の大先輩2名(千里在住)が「広告屋として被災地で役に立てる方法はないか…」と悩んだすえ、貼り紙だらけになっている避難所でよくわかるように専用の用紙をつくり、現地に持ち込んだものです。
「日本語版」と「英語版」があり、サイズはそれぞれA3とA6の2種類。ハガキぐらいのしっかりした厚めの白い紙に刷ってありました。
ソーシャル・メディアが普及して16年前とまったく情報環境が違う今回も、やはり激甚地では電気仕掛けのものはあてにならず、プリミティブな「張り紙」は役には立つと思います。今避難所にいる人たちは「阪神」のときの1.5-2倍になっているようです。しかし現在デリバリーの方法がありません。紙で刷って持ち込むにしてもデータで送って現地で刷るにもどちらも難しいです。
しかし何か現地の負担にならない方法があればと思い、再現データをjpeg画像とPDFでここに貼っておきます。自由にご活用ください。
※ITを使って、避難している方の消息検索をしたい方はこちら。
(奥居)