写真は、かぶとの幼虫です。落ち葉を自然に堆肥化させている場所に来た時、腐葉土にウンチを発見し、ここにかぶとの幼虫がいると、手探りで見つけたものです。

 かぶとは、メスが夏の終わりに腐葉土の中に卵をうえつけ、10日ほどで幼虫に変わり、2週間で1回目の脱皮を行い、次の2週間で次の脱皮を行い、腐葉土を餌にして成長して冬をすごします。

 春の終わりにさなぎになり、1月ほど立つと成虫のかぶと虫になるそうです。

 オスは交尾がすむと死に、メスは卵を産むと死ぬそうです。
なんとも無情ですが、成虫となったかぶと虫もひと夏しか生きないそうです。

いい腐葉土でないと育たないそうで、自然の営みの中に人の心もなければ、かぶとも育たないのです。