思いを託す 切り拓く

日 時 平成23年3月26日(土)
場 所 尼崎女性センター
講 師 稲村和美氏(尼崎市長)
講 師 白井 文氏(前尼崎市長)
 昨年末の首長選挙におきまして、日本初の女性市長から女性
市長へのバトンタッチが行われました尼崎市の例について、ご本
人から各々の思いや抱負を語っていただきました。
 まず白井前市長からは、市長就任当初は『若くて、女性で、民間
出身』ということで、市内外においては「お手並み拝見」的なムードがあり、それが返って自分を奮い立たせ、「負けるものか、がんばろう。」という気持ちにさせてくれたとか。
 政策を進めるについては、公務員だけで議論したのでは視点が同じになってしまうので、市民からも意見を聞き、市民の目線を心がけた由。
 民主主義は得てして時間がかかるものですが、それをいとわず粘り強くやることをぜひ引継いでほしいと新市長へエールを送られました。
 続きまして稲村市長からは、県議会議員の時代から前市長とは行動を蜜にしていたので、引継いでも違和感はなく、引続き市民との対話を重視して市政を運営していきたいと決意を述べられました。
 たとえば、物事をたらい回しにしないための”コールセンター”を前市長から引継いで組織化したことにより、スムーズな処理が可能となり、これで賞もいただいたとの例紹介がありました。
 後戻りすることなく効率良く前進させたいので、誰が市長になっても改革的ルールが遂行出来るよう、体制作りを行っていきますとのことでした。
 性別に関係なく、能力や知識・人柄等によって適材適所でやっていただくことを期待しましょう。