私は長いこと、雑談もふくめ全ての会話で「意味」が最重要だと思っていました。
でも、雑談はじつは相手と喋ること、会話のキャッチボールを成り立たせることじたいが目的であり、会話の内容や意味なんてどうでもいいのです。
逆に、意味にこだわってしまうとうまくいかなくなります。
それが分からなかったので、学生時代から社会人になっても、雑談で出てくる話題に意味を求めすぎて会話が止まってしまったり、「bakoさんて変わってるね」とうんざりするぐらい言われる羽目になりました。
(意味を求めるというのは「それってどういうこと?」「結論は?」などと問い詰める、というのではなく、会話のニュアンスや暗黙のメッセージなどをぶっとばしてただひたすら話に出た内容について考え、返事しなきゃと思っていたのです)
そんなわたくしのもっともトホホな勘違いは
「天気の話なんて当たり前すぎることは、顔見知り程度の人に話してはいけない。『だから何なの?』と思われてしまう。天気の話はごく親しい人だけにしとかないと」
・・・と思い込んでいたことです。20代後半まで・・・。
コレはまったく逆ですね。雑談は「見たまんま、当たり前なこと」つまり、容易に相手と共有できる話題がいちばん便利に使えるのだと、レシピ採集していてやっと気がつきました。
くやしいので次回の「会話のきっかけレシピ通信」ウラ面にそのことを書きました。
おたのしみに。
grass green*bako*