みんな悩み(生きづらさ)を抱えている

◇◆そしてそう簡単には解決しないのが本物の悩み◆◇

4月18日(月)は、「ルート」が催されたのですが、
ルートの始まる夕方前から、雨が降ってきました。
松尾が自宅から、居場所である長尾地区センターへ向かう頃、
ちょうど雨が降り出して、あわてて折りたたみ傘を
開いて、さしました。

この日も雨の中、参加者さんが「ルート」に来てくださいました。
少し、雨にぬれたご様子でした。
先週に引き続き、いろいろとお話をしました。
(松尾も当事者ですから同じなのですが)
沢山の悩みを抱えているんだなと感じます。

ピア(仲間)として、松尾なりに受け答えをします。
松尾も同じような境遇です。病を抱えていたり、
仕事のこと、有り余る時間の過ごし方、他の人にたいする接し方…。

上手い受け答えは出来ませんが、松尾なりに
真摯な想いで向き合わせて頂いています。
その方だけの問題ではないとは感じます。
この日本という国には似たような境遇の方が
他にもたくさんおられるのだろうなと強く思います。

震災の問題も、深刻かつ大きすぎる問題なのですが、
以前から、この国が抱えていた問題
(不登校・ひきこもりの問題だけではなく)も深く大きな問題です。

震災の問題が余りにも大きすぎ、他の事件がないように
感じるときもあるのですが、以前として、事件(犯罪や事故等)は起きていますし、
もちろん、ひきこもりも震災がきっかけとなって(何か奇跡が起きて)、
社会に出られたわけではありません。

松尾もそうでしたが、震災の報道(ネットでもよく見れるのですね)
を見ていて、体調が悪くなってしまったり、それならネットも見なければいい
という発想になるかもしれないのですが、有り余る時間を過ごすためには
ネットを見るしかない(やるせないものですね…)、

外に出かけるとか、用事もなく、ぶらぶらっと
電車に乗って大阪や神戸へ行くとか
そういうことがうまく出来ない人たちっているのですね。
(松尾もそうなんですね。)

ワガママに聞こえるかもしれませんね。
そうですね。ワガママですね。
ですが、それを言ってしまっては、「不登校・ひきこもり」の
問題は解決しないのかもしれませんね。

ひきこもる人って、バランスをとるのが苦手な方が多いかなと思います。
やり過ぎてしまうとか、やり過ぎて疲れきってしまうとか…。
でも、その根つめて行うのは、その人の特性(その人らしさ)だと
受け取って頂けると僕らとしてもとても助かります。(ホントにそうなんですね。)

空気を読むというのも、バランス感覚だと思います。
そのバランス感覚がよくないと、仲間外れにされたりするのも
現実だと思います。(ADHDやアスペルガー症候群等、
発達障がいってこういうことなのでしょうか…?)

尼崎での「ほっと・HOT」から始めて、
今まで約4年間、不登校・ひきこもりサポートに
関わらせて頂きました。

松尾はとっても恵まれていて、以前、宝塚NPOセンターで勤務されていた
白水崇真子さんがおっしゃってくださったように、
周りの方々が必ず助けてくださいます。
様々な生きづらさをカミングアウトしても、変わらない態度で
松尾と接してくださり、妙な偏見・蔑視を受けたことはありません。

僕自身、生きづらさのど真ん中です。
体調と都合を付け、活動を続けています。
しんどい時は、正直にしんどいですと言います。

実社会ではそうはいかないですよね。
持病を抱えていたり、イジメを受けていたり、
学校・家庭・職場等でしんどいことがあったとしても、
それらを誰かに素直にしんどいんだとは言えない。

しんどい方がしんどいと言えるように…
近いうちに、メール相談を始めたいと考えています。
専門家として相談をお受けするのではなく、
ピア(仲間)として、つらいことしんどいことを聞く
解決策を出せるわけではないし、松尾にはカウンセラーは無理でしょう。

だから、ピア・カウンセラーというわけです。
専門職ではなく、仲間としていろいろなしんどいお話をお聞きする。
そういう活動を始めたいと思っています◎

また詳しいお知らせをいたしますね。