ゆめのはこ2007 あとがき

絵画教室ぷちぱんそー30周年 展示会
ゆめのはこ2007 無事終了しました。

たくさんの方にご尽力頂きまして
本当に僕の至らないことも多々ありまして
ギリギリの連続でしたが
あっという間の3日間は
とても充実していましたです。

まったく気が早い話ですが
来年の計画を今週にも詰める予定です。
次回、ゆめのはこ2008 は
2008年3月に同じく原田の森ギャラリーで
行われる事が決定しております。

僕のデザイナー生命をかけて(過労死?)
31周年の新たな船出は
神戸に「ゆめのはこ」あり、とするのです。

そもそも「ゆめのはこ」とは
ぷちぱんそーの理念であり専門でもある
“こども・障害児をアートで育む”場所のことです。
こどもたちが、その感性を自由に発揮し
また、そこで育まれ
われわれ専門家はそれを見守る。

こどもたちにとって”ゆめのはこ”は
遊び場でありアート場であり、
たくさんの夢がつまった「はこ=空間=居場所」です。

僕がこの活動に加わった背景には
このはこの中で
こども と 専門家
の間に「わかもの」を入れたかったためです。

自分探し、をしている
やりたい事、を探している
夢はあるけど、何をしていいかわからない
そんな わかもの。

みんなそんなもんだし
僕もそんなもんだったけど
少なくとも自分の方向性を探そうとしている人たちに
「居場所」を提供するため、いま活動しています。

僕自身、大学を卒業して
やりたい事が何もないときに出会ったのが
グラフィック関係のデザインだったので
デザイナーをしている。
たまたま声をかけてくれた人が
デザイン関係者だった
それだけの こと。

たった、それだけのこと。

でも、そのきっかけや出会いは
いつでも、どこにでも、あるわけではない
だから、きっかけや出会いが
集まる場所をつくりたい
きっかけや出会いに敏感になれる環境をつくってあげたい。

こども、の集まるところには、
こども、がいて親がいて、老人がいます。
そしてゆめのはこにはたくさんの専門家がいます。

そのなかで、こどもたちの自由な感性に触れて
たくさんの人に会って
たくさん話をして
そうして等身大の「自分自信」が見えてくるものだと
僕はおもっているので。

ぷちぱんそーにも、僕の主催する”みずたま荘”にも
すこしづつ若者が集い始めました。
一人ではできないことも、
二人ならできるかも
できなくて、どうしようもなくても、
二人なら笑えるかも

いや、ほんと
バカにしてなんもしないより
「バカやったな」ていう経験が残る方が
よっぽどえーやん。
1歩とは言わん。
半歩でも、足出すだけでも、靴はくだけでも
前に進むのさ

そんな事の集合体が
こんな大きな展示会を
成功させるんですよ。

なんだかわからない
そのベクトルにひっぱられ

去年はゲストだったはずの
その展示会場に
仕掛ける側の一人として
たっていました。

◯写真
みっくすさいだー&みずたま荘メンバーでやってた、ワークショップ風景(3日目)。
右:関係ないのに無理矢理手伝ってもらったミチコ(ミュージシャン)
まん中:みずたま荘 縫い物専門 モッツくん (toPスタッフ)
左:みずたま荘 路上ミュージシャン マシュマロハムスター

です。
みんなみんなありがとう 大好きや!