土佐のいごっそう 「長宗我部 元親」

日時:平成23年5月18日(水) 午前の部、午後の部で実施
場所:宝塚市男女共同参画センター
主催:みれん歴史歩こう会の皆様
 土佐弁で(いごっそう)とは頑固者という意味がある
そうです。今回学習した(長宗我部 元親)は、土佐人の
気性そのものの戦国武将と思われます。
 天文8年、高知の岡豊城で生まれます。永禄3年5月、土佐郡
朝倉城の城主の本山氏を攻めた戦いで初陣を飾ります。
 当時では遅い初陣ですが、自らが槍を持って突撃するという勇猛さを見せたそうです。また兵農分離前の戦国武人は、平時には田畑を耕し農民として生活をしていますが、戦になり領主からの動員がかかると、一領(ひとそろい)の具足、(武器、鎧)を携えて、ただちに参加することを要望されていました。
これを一領具足と呼びそれを考案したのが、元親だそうです。そして農作業に従事しているため、兵士として高い水準であったそうです。
 しかし、半農兵士という性質上農繁期の動員は困難で、長期間の戦争には無理があったようです。
 また、当時の織田信長、豊臣秀吉に対抗しますが、しょせん勝てる相手ではありません。
 四国を統一後、秀吉の四国征伐が敢行されその結果、元親は秀吉の軍門に降り、領地は土佐一国だけとなってしまいました。
 土佐には国民的人気者がいて、飛行場も「高知龍馬空港」といいます。
 過去、(みれんの皆様)はこのように歴史に一瞬だけ輝く人物を取り上げています。今回も殆んど知られていない人物の登場で大変勉強になりました。