宮城県内での活動を、継続してまいります!

つなプロは、東日本大震災発生から4日めの
3月14日に発足し、17日から先遣隊7名を仙台へ派遣。
21日から避難所の巡回訪問を試験的に開始し、
29日から毎週80名から100名の体制で、宮城県内の
ほぼすべての避難所に伺い、状況の把握と、少数ながら
特別なニーズをお持ちの被災者を、専門性を持つNPOなど
につなぐ活動を続けてまいりました。

活動開始当初、避難所の巡回訪問とアセスメントは、
4月17日(日)までとし、その後の活動の進め方は、
追って協議すること、としていました。
そこで4月9日(土)に、仙台にて、つなプロの幹事会を開催し、
現地本部のメンバーからの意見を中心に協議し、今後は
下記の方針で臨むことに決定しました。

前提となる流れとして、被災された方々への支援は、
これまでの「避難所への物資の供給」中心から、
今後は「地元の方々を中心としたサービスの提供」へと
軸足を移すことになる、と認識しています。

このため、つなプロでは、
【1】巡回訪問とアセスメントを中心としたこれまでの体制は
4月最終週(5月1日まで)継続して実施するものの、
同時に、県内の10か所程度の避難所を拠点として、
その周辺の自宅避難者の方々の調査や支援へと、
徐々にシフトしていく。
(対象となる場所は、来週以降に順次決定する。)

【2】規模としては、4月最終週までは、現状(100名弱)の
体制の6割程度を維持し、その後は3割程度を保ちながら、
ボランティアやエリアマネジャーは、可能な限り、地元の方の
比率を高める。
(現場の運営体制として、3名1班×10班程度で、
各班が特定の避難所を拠点として、その避難所の運営の
お手伝いと、周辺の自宅避難者の方々の調査と支援を行う。)

【3】さらに、地元主導の復興のお手伝いをするために、
「仕事づくり」の一環として、宮城県の北部地方において、
新たな介護ニーズや、さらに深刻化したヘルパーさんの不足
といった問題に取り組むために、地域の元気な方々のお力を
お借りしながら、介護保険事業所の設立をお手伝いする、
ということも、準備を進めてまいります。

みなさまには、引き続き、ご支援・ご協力いただきますよう、
重ねてお願い申し上げます。

文責:川北