さて、丹波ふるさとネットは都市と農村の交流を掲かげての様々な体験ツアーをしていきます。
① 第1弾は親子の食育教育を兼ねて野菜たっぷりの加工体験ツアーを企画します。
都市圏の親子に自然たっぷりの旬の夏野菜の収穫体験です・・・・現在農業研修で栽培しているトマトやキュウリやナス等の体験農園に来ていただきたいと思っています。子供たちの笑顔を思い描きながら心を込めて栽培していきますね。
② 第2弾は都市圏にて食のプロや消費者向けのセミナーを企画します。
地方生産者による直販売を企画し、旬の取れたての農作物のおいしさを味わっていただく試食をしますのでぜひたくさんの方の参加をお待ちしています。
③ また、都市圏で参加者を募り、地方の生産者を訪問し、現地で食・農体験を通じて、地域の住民との交流を図りながら地域資源を見直すツアーを企画・運営します。
下記の記事は前のよそ者・ばか者・若者の続きで,下記の記事の引用をさせていただいています。
1986年中央大学卒、リクルート入社。99年地域活性事業部商品開発Gマネジャーに就任し、観光振興をは?カめとした地域活性に関する企画・プロデュースを行う。2003年4月地域活性プランニングを設立し代表取締役。観光地やレジャー施設などで、住民も含めての活性化を実現中。ロケ地情報誌「ロケーションジャパン」の発行人もつとめる
地域活性プランニング
藤崎慎一代表取締役
http://www.chiikikassei.co.jp/company.html
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——地域活性化には、何より地元に活動を引っ張っていく人材が必要になりますね。
藤崎 よくあるのが行政が先頭に立つケースですが、自治体主導では往々にしてうまく
進みません。担当者はいくらがんばっても、2〜3年ごとに入れ代わってしまい、ノウハウが蓄積されないからです。
行政ではなく、地域の住民が自立し、主体的に活動を進めなくては、活性化は決して実現しません。言い換えれば、行政は住民が活性化の中心的立場を担うように仕向ける必要があるわけです。
では地域でどういう方が中心となって活性化に取り組むのがよいのか。私は「よそ者」「若者」「ばか者」という三つの「者」が必要と考えています。
このうち「若者」は、積極的に活動に取り組むいわば“実働部隊”です。年齢的には本当に若くなくとも、過去の例にとらわれずに前向きに行動できる資質を持った人のことです。
「ばか者」は、いわゆるアイデアマンです。突拍子もないことを言い出すため周囲からは異端児扱いされることもありますが、実は心の底から誰よりも地元の将来を案じている。
その地元愛から来るアイデアに耳を傾ければ、活性化に大いに効果的なものが多く、誰も気がつかなかった大胆な企画が生まれることもあります。
この2つのタイプの人種は、どの地域にも必ずいますが、圧倒的に欠けているのが「よそ者」の存在です。
「よそ者」とは、第三者の視点を持った整理屋で、客観的な情報から地域の強みや弱みを分析し、方向を示してみんなの後押しをする人物です。
活性化を進めていく上で、地域に最も欠けているのが、市場が何を求めているのかという認識、すなわちマーケット感覚です。
私は地域の映画ロケ誘致のお手伝いもさせていただいておりますが、地元の方はよく地域の名所をロケ地として売り込もうとします。しかし映画関係者が望んでいるのは、名所よりも、ありそうでいてなかなか見つからない味のある景色や建物だったりするわけです。ロケ地として魅力ある場所を持ちながら、地域の人はそれに気付いていないのです。
活性化の活動で地域を訪れたときに、「よそから来た人間に何が分かる」と言われることもあります。確かにそれはおっしゃるとおりで、長年その地域で暮らしてきた方に比べると、よそ者は地域のことをよく知りません。
しかしよそ者は外の世界を知っているため、その地域が何を発信すれば、多くの人が着目するかということが分かります。
だから、地域に足りないマーケット感覚を補う存在として、よそ者はとても重要です。
よそ者として活躍する人物として多いのが、都会の生活を経験したUターン者です。
静岡県の浜名湖地域の活性化で活躍した旅館の二代目経営者も都会からのUターン者でした。
彼は地元とのしがらみがないという利点を生かして、それまで下関の市場に持っていくだけだった遠州灘産の天然トラフグについて、地産地消のプロジェクトを進め、ブランド化しました。さらに映画のロケ誘致にも成功し、観光客の注目を集めました。