先週発表した「4週目までの概要」に続き、先週末までに
訪問させていただいた避難所の状況について、概要を
まとめた分析を、下記に添付いたします。
以前にも述べましたように、1週目から3週目までは、
70名から100名以上という体制で、宮城県内の避難所の
ほぼすべてを、2回以上訪問させていただくという体制で
臨んできました(3週目までの分析概要もぜひご参照ください)が、
先々週からは50名程度の体制に絞り、同県北部を中心に、
同じ地域に継続的に伺うなどの取り組みも行っています。
このため、今回の分析も、先週に続きサンプル数が少ないですが、
同じ場所の数週間の経過を把握しているという観点から、
ぜひじっくりご覧いただき、みなさんの支援活動の基礎資料
としてご活用ください。
また、再三のお願いではございますが、以下の点について、
ご留意いただけるよう、重ねてお願いいたします。
つなプロの避難所巡回訪問とアセスメントは、あくまで、
少数ながら特別なニーズを持つ方の状況悪化を防ぐために、
その発見や、適切な支援とのつなぎのために開始し、
これまで継続しています。
しかし、被災者の方々が置かれた基礎的な状況を把握
することが、特別なニーズの有無にかかわらず、重要で
あるため、避難所の環境や物資などの状況についても、
お話を伺っています。
このように、私どものアセスメントも、この添付ファイルの
分析も、特定の避難所や自治体の状況や対応について
指摘するのではありません。
あくまで、少数者のニーズを把握し、それに対応する「つなぎ」と、
全体的な傾向の理解の促進のために行っているもので
あることを、十分にご理解ください。
そのうえで、避難所や被災者の方々の状況が、より速く
効果的に改善されるために、ご活用いただけることを
お約束いただいたうえで、お読みいただくよう、
お願いいたします。
文責 川北