アルバイト面接では自分のことをどう言うか

◇◆ひきこもりよりニートの方がまだマシである◆◇

長期ひきこもりの話に向かう前に
短期・中期ひきこもりの方が
アルバイト面接にてどう自分のカテゴリーを言うのか
という話をしていこうと思います。

個人的には、ニートも社会的ひきこもりも
内容は変わらないと捉えているのですが…
世間一般的には、ひきこもりより、ニートの方が
だいぶマシな存在だと捉えられているようですね。

ニートはジョークネタにもなるけれど、
ひきこもりはまあ、冗談ネタにはなるけれど、
やっぱり自虐冗談ネタは、「ニート」のほうが
使いやすいのかなとか思います。

では少し話を変えて。
「ひきこもり」の斎藤環
「ニート」の玄田有史
この二人の差って??

斎藤環の話にはかならず、医療の事が出てきますよね。
出てこずを得ない現実がありますよね。
家庭内暴力のこともでてきます。
「ひきこもり」の抱える、重さしんどさは、
「ニート」の比ではないと言えるのでしょうか…?

「ニート」にも家庭内暴力はあるし、医療も関わってくることもあります。
ですが「ニート」とは、こと日本では、フリーターの仕事があぶれたやつ
みたいな、どこか軽薄な印象で捉えられているのかなという
見方を感じるときがあります。

以前、ある大学に通っていた時、
とある生徒が冗談で「オレは期間限定ニートだから」
と笑っていたことがあります。

本人としては、バイトをしていないので、
夏季休暇や春期休暇は「期間限定ニート」ということに
なるのかもしれませんね。

そうなのです。冗談として、「オレはニートだから」は
ネタになる、おもしろさもある、どうとでも使えるという
気楽さが(世間の空気として)あるのでしょうか?
(じっさいはそんなにお気楽ではないのかもしれませんが…。)

そして付け加えるならば、斎藤環と玄田有史のキャラクターの違い。
暗めの斎藤、明るい玄田。
(じっさいは斎藤環も明るいポジティブな性格だと思うのですが…。)

この二名のパーソンの与える影響って大きいかと思います。
この二人が日本では最先端の研究者(先駆者)ですからね。

最後の方は持(自)論になってしまいましたが…。
ニートはどこか気楽で、ひきこもりは深刻でという見方が
あるかと思います。ニュースで何か事件が起きても
犯人はニートで…とは書かれませんよね。
犯人はひきこもりで…と書いた方が売れるニュースになるのでしょうね。

最初のテーマに戻りますね。
アルバイト面接の際、自分の事をどういえばいいか—
そうです。言うのであれば、「ニート」と言うしかないかと思います。
「ひきこもり」は、面接官にとっても重いのだと思います。

そんなの間違っているとか正しいとか、そういう事柄ではないのですね。
現実として、「現在はひきこもりです」では、採用されにくいのです。
ニートです、と言ったからといって、採用されやすいかといえば
必ずしもそうではないかもしれませんが、
ひきこもりです、というよりだいぶ面接官にたいする印象が
変わってくるかと思います。それだけは事実(現実)かと思います。

それでは、次回は、長期ひきこもりのアルバイト(就労)について
考えたいと思います。