『自然観察会』・・・6月の草花・樹木〈富田林・奥の谷(里山)〉

(%青点%) 平成23年度「自然観察会」の第2回の報告です。
・日時:6月8日(水)am10時〜pm1時
・場所:富田林・奥の谷
・講師:田渕 武夫先生(富田林の自然を守る会代表)
・参加者:11名(女子10名、男性1名)
・天候:曇り時々晴(梅雨の合い間の曇り空。風も爽やかで観察日和でした)
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*右の写真は、6月8日に観察した「ササユリ(笹百合)」です。ササユリは、ユリ科ユリ属の球根植物。本州中部地方以西に分布する多年草で、日本特産で日本を代表するユリです。高さは80cmほど、茎は立ち上がり、間隔をおいて葉をつけ、6月頃、淡桃色で香りの良い花を開きます。葉や茎が笹に似ていることから「ササユリ」の名があります。今年は、開花が遅く、やっと見つけた一輪のササユリの花です。

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(%エンピツ%) 「イヌビワ(犬枇杷)」「共生」の説明を聞いているところです。
・イヌビワは、クワ科イチジク属の落葉小高木。
・蜂との共生…イヌビワの授粉には寄生蜂(イヌビワコバチ)が必要であり、イヌビワと寄生蜂は共生し、進化しています。
・植物の多様性にあらためて驚き…「授粉のさまざまな形態」、「蜂、虫、こうもり、鳥などの花粉媒体」、「裸子植物と被子植物」、「単性化と両性化」、「茎、葉、花、果実の多様性」、「種の保存」など

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(%エンピツ%) 「池の生き物」を観察しています。
・「カエル」、「オタマジャクシ」、「メダカ」、「アメンボウ」、「蜻蛉」、「蝶々」が目の前に・・・子供の頃、親しんだ自然があります。

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(%エンピツ%) 6月8日に観察した草花・樹木
・草花:30種類
「アメリカフウロ」、「イヌガラシ」、「ウシハコベ」、「オオイヌノフグリ」、「オオバコ」、「オニタビラコ」、「カサスゲ」、「キツネノボタン」、「ギンリョウソウ」、「ササユリ」、「ショウジョウバカマ」、「スイバ」、「ツルアリドウシ」、「ドクダミ」、「ニガナ」、「ハハコグサ」、「ヘビイチゴ」、「ヒメジョン」、「ヤブジラミ」など
・樹木:12種類
・「イヌビワ」、「ウスノキ」、「エノキ」、「ウツギ」、「ガマズミ」、「クサイチゴ」、「コウゾ」、
「コナラ」、「ネズミモチ」、「ノイバラ」、「ハゼ」、「ヤブムラサキ」

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(%エンピツ%) 右の草花は、「ツルアリドウシ(蔓蟻通し)」で、分布域は広く、北海道から九州、朝鮮の南部に生育する多年草です。茎は地面を這って伸び、茎の長さは10〜40cm。6月〜7月に茎の先端に白い小さな花を2つ並んで咲かせます。

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[シニア文化塾・自然観察会]のご案内
・自然観察会は、今年で、3年目になります。
・開催日(年間5回・第二水曜日)…平成23年度【4月13日(終了)、5月11日(雨で中止)、6月8日(終了)、9月14日、10月12日】
・観察場所:奥の谷(富田林)
・時間:10時〜13時
・集合場所:滝谷不動尊・駐車場前(10時集合)
・定員:約15名
・参加料:600円/1回(年会費、入会金は必要なし)
・問合せ:シニア文化塾「事務局」 常本(つねもと) 携帯090-3990-3907