出前講座「川西市の防災計画について〜市民としてできること」

6月7日(火) 川西市萩原台自治会館に於いて、市役所総務部危機管理室による出前講座「川西市の防災計画について〜市民が心がける防災について〜」を開きました。
 東日本大震災によって、私たちにとって忘れることの出来ない、しかし日常の中でともすれば埋没しそうな16年前の記憶を呼び起されました。そのためか、この日も多数の方が参加されました。
 市が用意した資料はとてもよくできたもので(宮坂議員談)、地震発生時の映像のリアルさに、改めて恐怖の念をいだきました。川西市は8つもの活断層に囲まれ、今後想定される東南海地震と連動した場合、震度7クラスの地震は、とても高い確率でおこるそうです。(日常生活で飛行機事故や交通事故で死亡する確率をはるかに凌ぐ)

 阪神大震災後、その教訓をもとに防災イコール行政の仕事と捉えるだけでなく,自分の身はまず自分で守り(自助)、地域の安全は地域で守る(共助)考え方、すなわち「減災」の考え方に変わりつつあり、市としても、その啓発に取り組んでいるとのことです。日頃言われているコミュニティーの役割が「減災」の考え方によって、今後益々重要なものになってきます。
 市の方から配られた「防災マップ」には、川西市の危険地域が詳しく示されていますが、実際住んでいる人がそれをどれだけ把握しているのかな、と思いました。(開発業者は情報をきちんと提供しているのでしょうか?)

この日、萩原台にお住いのNGO代表石丸雄次郎さんが震災後いち早く、現地に行かれた状況をお話くださいました。仙台、塩釜、石巻、東松島、南三陸町と現地を隈なく歩かれ、今後、第2陣、第3陣と支援活動をなさって行かれるとのことでした。
また同じく、現地で活動なさった鶯台在住で社会福祉士の高見則子さんも、余震(といっても震度6!)に遭われた体験など生のお声を伺うことができ、とても貴重な体験でした。お二人のその行動力に改めて脱帽です。