6月18日(土)、南千里の公民館で第1回サロンを開催しました。
5月の総会で十分できなかった「自己紹介」とともに、
「やっていること」、9月17日(土)に予定している見本市に
向けて「やりたいこと」などを、参加12名で出し合いました。
最後に、見本市に向けて、
第1回実行委員会を下記の要領で開催することを確認しました。
●と き:6月25日(土)10時〜
●ところ:北千里公民館
●テーマ:見本市に向けての企画
以下は、サロンでの意見交換の要録です。
■千里市民フォーラムサロン 要録
1 あいさつ(奥居)
・5月の総会のあとの会員交流会で行った自己紹介は、一人2分程度と時間が短かった。9月に予定している「見本市」を念頭に入れながら、自己紹介、やっていること、やりたいことなどを出し合って交流したい。
2 自己紹介、やりたいことなど
・マンション一筋に生きてきた。その経験を生かし、老人ボケ防止のためにも、マンション管理組合の管理の支援をボランタリーに行いたい。大規模修繕のための積立金が見せかけ程度のものしかないマンションがあるのは特に問題。共著も書いたし、マンション学会でも活動中。若い人の子育て支援のようなこともやりたい。放課後の学童保育なども含め、地域の住民が協働してやればよい。私のようなリタイア後の時間を地域のために活かす年金生活者が増えればいい。
・新千里東町で事務所を経営。新たに施設・住宅をつくるより、既存の施設をどう活用するかに関心がある。豊中市との協働事業として、生活者の視点に立った千里ニュータウンの生活史のようなアーカイブ事業を行っている。ひがしまち街角広場のリーダーが退いたあと、地域の住民でどう運営していくかに関わり、支援している。東町にある公園・広場などの公共空間を交流の場としてどう活用するかなどの活動も行っていきたい。
・今春から自治会の役員を行っているが、これまで住民の声を聞く機会がなかった、輪番制の役員構成で主体的に取り組む人が少ない、規約がどんどん変わっていく、自治会は住民の福利と親睦が目的だが親睦の機会がない、福利の費用も半減されたなど、時間が止まっているような街に驚いている。今日は、他の地域でどんな活動がされているのか知りたいと思ってやってきた。地域の状況を知らせる広報の手段がないので、意見記入欄を入れた双方向の新聞をつくった。少ないけどいる若い人向けのプログラムやサークルをつくったらどうかと考えている。近くに生息するヒメボタルの状況などをMLで流してはと思っているので、MLの技術も教えてほしい。
・市のニュータウン再生推進室に勤務。千里市民フォーラム、千里コミュニティビジネス研究会、千里ニュータウンまちびらき50年企画委員会などにも関わっているが、千里は市民活動が活発なのに驚いている。今の職場に移る前は千里に来ることは少なかったし、高級住宅街としてのイメージしかなかった。今はいろいろな表情がある街だと思っている。
・千里ニュータウンで最初に開発された住区の住民だから、人一倍思い入れがある。市民フォーラムは立ち上げから関わり、愛着がある団体。私は地域で地縁&テーマ型の活動を行っており、おもしろいと思っているが、そんな人は多くない。私が住む住宅団地の再生事業は、建替えではない、街の再生と訴えてきた。21世紀型の街は、いろいろな人が通ったり集まる、オープンな街であるべきだと考え、建て替えた住宅地の中に、駅につながる遊歩道、住民が育てるお花畑など、オープンな空間づくりを進めた。その結果、おかげさまで朝晩いろいろな人に通っていただいており、にぎわいと安全性を兼ね備えた住宅地が実現できたと思っている。ひがしまち街角広場をモデルにしたカフェは、孤立した人をなくすのをねらいとして立ち上げたが、多くの人に利用されている。
・千里ニュータウン内にある建築・都市計画系の事務所に勤務している。最初に千里にきたとき、郷里の奈良に比べ、整然とした都会的な街だと思った。自分の庭や花を開放してみてもらうオープンガーデンが各地で行われているが、千里ではあまり見かけない。生け垣で敷地を囲っているからかもしれない。戸建住宅の庭、集合住宅地の花壇などを活かしたオープンガーデンが千里でもできればよい。
・千里すまいを助けたい!の代表として、住宅のメンテナンスや借り上げなど、戸建住宅を主対象にした活動を行ってきた。戸建住宅は、公共が管理する公的住宅などと異なり、維持管理上の問題を抱える人が多いことにもよる。生活全般の支援をめざして、5年やってきたが、良い反応はない。千里の住民は、年齢が行き過ぎていて、何かをする、相談するなども難しいのかもしれない。また、千里に住んでいるより、自分の家に住んでいるだけなのかもしれない。自分たちの地域を何とかしようという人がもっと増えればいいと思っている。オープンガーデンの話が出たが、春は花、冬はイルミネーションなどを楽しむような街になればよい。
・高齢者の住まいの相談をきっかけにNPOを立ち上げ、その後変わっていく千里ニュータウンと周辺のまちあるき、千里のまちづくりの講話、視察の案内など、いろいろやってきた。千里を知らない世代に千里をわかりやすく伝える絵本づくり、千里の魅力を伝えるビジュアルな書籍・千里スタイルの発行について検討を始めた。コラボ(豊中市千里地域連携センター)では、住まいの相談のほか、多世代の交流をねらったコラボ談話室などに注力している。週の半分勤務している丹波と千里との交流の可能性も探っている。
・商業施設に関連したイベントの企画運営などに従事している。今後は地域との連携が不可欠と考え、昨年秋に、セルシーと新千里東町との協働のイベントを開催した。東町を選んだのは、地域活動が盛んなところであったことにもよる。市民フォーラムには、事業者の目線で参加していきたい。
・地域の福祉委員会の役員として、いろいろな活動を行ってきた。高齢単身者などを対象とした昼食会をはじめ、近年、参加するメンバーが減っている。またメンバーが固定して、新しい人が入ってきにくい状況も生まれている。高齢者のサービスをする福祉委員会もメンバーが減少し、高齢化が進んでいる(平均年齢約67歳)。今年は、福祉委員スカウト元年にしたい。世話する人も、世話される人も、いろいろ違った顔が見えるようになればよいと思っている。
・既存の組織の中には、時代の変化の中でニーズに合致しないものもでてくるから、組織や活動のあり方を改めて検討してよいかもしれない。また、必要性を地域に訴えることで解決するかもしれない。大学生などの若い力を活用することも考えられる。
・自治会活動はその地域のことであり、他の地域の住民は助けられないという特性があり、活性化は難しい。また、地域には有能な人材はいるが、必ずしもそういう場には参加しないという側面もある。有能な人材は、任期を終えたあとも頼んで、いろいろな役に就いてもらっている。
・テーマを決めないがいろいろな意見が出てくるこのような場が、いわゆるラウンドテーブルだ。コラボでは、哲学カフェ、ラウンドテーブルなどをリードしている。これからのラウンドテーブルでは、地域連携センターの役割についての意見交換が多くなるのではと思っている。ある人が、地域のアイデンティティを求める中から人のつながりが生まれると言っていた。この意味で、千里スタイルの千里・住まいの学校、アーカイブ事業の千里グッズの会の活動に期待する。
・千里ニュータウン展がきっかけで、千里市民フォーラムの活動に参加した。ほかに、千里グッズの会、千里・住まいの学校、千里ニュータウンまちびらき50年企画委員会、千里ニュータウン開発記念館のための資料整理などにも参加している。いろいろやっているけど、いつも思うことは、中だけで議論すると煮詰まってくるので、千里を外へアピールしたい、多くの人を巻き込みたいということだ。全国のニュータウンを歩くと、共通点があることに気づかされる。あるニュータウンでは、一人の高齢の女性が言い出したことでオープンガーデンが始まった。このように、千里でも、戸建住宅の庭、集合住宅のオープンスペース、空き地、公園などを活かしてオープンガーデンのようなものができればよい。千里が最盛期にあった70年代は、外に向けて情報発信していた。その後なくなったが、もう一回外へ発信できるのではと思っている。そのためには、「リアル+情報」の両面が必要。千里ニュータウンは「お盆」のようなもので、その上でいろいろな人のいろいろな活動が行われている。見本市は、それらが目に見えるような展示が必要であり、方法としては、イベント、出版、リーフレットなどいろいろ考えられる。
3 見本市開催に向けて
・見本市は、9月17日、コラボ・多目的スペースにて開催予定
・第1回実行委員会を6/25(土)10時〜、北千里公民館にて開催する。
(メイン書記:山本、奥居)