「黒豆の煮汁」の素晴らしい効果

最近の私は黒豆のことを知れば知るほど、ここ篠山に越してきた甲斐があったと、喜んでおります。

そして、なんといっても黒豆の素晴らしい効果に驚かされており、何が何でもこの黒豆を国内は及ばず全世界に知らせていきたいおもいに駆られております。

しかし黒豆については、栽培地が中国や日本ぐらいに限られるマイナーな作物のためか、これを研究対象とした論文は皆無に等しくほとんど手つかずの状態らしいのです。

ところがここにきてこの黒豆がにわかに注目を集めるようになってきました。黒豆は体のいいということで、新たな目で見直されるようになったのです。

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「黒豆の煮汁」の素晴らしい効果
 ノザキクリニック院長
 日本東洋医学評議員
 野崎 豊

引用文です。

 黒いから黒豆にはパワーがある

○ 薬にも匹敵する黒豆の薬理効果
○ 黒豆の研究は始まったばかり
○ 黒豆の煮汁に効果があった

ここに簡単な煮汁の作り方がのっています。
ぜひ下記のことに当てはまる方はお試しになってくださいませ。
わたくし中山は⑥に当てはまりますので私の体で証明します。

Q,正しい煮汁の作り方について教えてほしいのですが、

A,「こうしなければいけない!」ということはありません。
参考までに、知っているつくり方をご紹介したいと思います。

≪1日分の材料≫
黒豆50g 水500ミリリットル
1、軽く洗った黒豆を水に5、6時間漬けて下さい。
2、水に漬けた黒豆を、黒豆が吸った分を足して
 500ミリリットルにした水で煮て下さい。
3、沸騰したら弱火にして、約20分間アクを取りながら煮て下さい。
4、水が半分の量になったら火を止めて下さい。
5、煮汁を茶漉しや布巾などでこして、容器に移して下さい。

≪飲み方≫
1日2、3回に分けて飲むと良いようです。
ハチミツなどを入れると飲みやすくなります。

また、残った黒豆はお料理にお使いいただけますので、是非お試し下さい。
下記も参照していただければいいかと思います。

黒豆新聞2002年12月号

① 高血圧への効果
② 低血圧への効果
③ 糖尿病への効果
④ 白髪・抜け毛への効果
⑤ 心疾患への効果
⑥ 声帯病変への効果

 「黒豆の煮汁はのどによい」と昔から言われています。
 私のクリニックの患者さんにも、黒豆の煮汁を飲んでいたら、 
 のどの調子が良くなったという事例があります。
 ポリープができて手術を進められていたのが、煮汁を飲みだして
 3か月でポリープが消失したというケースは驚きですが、
 黒豆ののどへの効果は確かなようです。

私ごとで恐縮ですが中山をなくしまして、精神的なことからでしょうか、しばらくは声が出ない状態が続きました。もちろん年齢による声帯の衰えからもあるでしょうが、
その後高音が出なくなりあれだけ唄が好きだった私でしたが「歌を忘れたカナリヤ」になっています。

今回煮汁をしっかりと飲みます。
そして皆様に以前の明るい「歌が大好きなカナリヤ」の私を見ていただきたいと思います。

 
 
⑦ アレルギー性鼻炎・皮膚炎・慢性気管支炎への効果
⑧ 夜間頻尿及び膳立腺肥大に伴う編尿への効果
⑨ 不眠症への効果
⑩ 便秘症への効果
⑪ 体重減少へに効果
⑫ 骨筋疾患への効果
⑬ 肝臓疾患への効果
⑭ 耳鳴りへの効果
⑮ 飛蚊症への効果

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*血液サラサラ効果・体脂肪減少*

黒豆といえば兵庫県丹波篠山地方が有名です。
原産地・中国では古くから薬として利用されてきました。
その後、海を渡り丹波でも栽培が始まりました。

正月の煮豆しか食べ方の想像がつかない黒豆ですが、丹波に暮らす人々は、おはぎ、黒豆ご飯の巻き寿司、黒豆コロッケ、うどん、コーヒー、ソフトクリームなど、日常的に黒豆を食べており、驚いた事に高血圧の人がほとんどいないといわれています。

これは黒豆の皮に含まれる色素「シアニジン」(ポリフェノールの一種)の効果です。
黒豆は正式名称を「黒大豆」というごとく、一皮むけば普通の大豆で、「大豆サポニン」「イソフラボン」など身体に良い栄養素を含んだうえに「シアニジン」という黒い色素を持った驚異の食材なのです。

黒豆の皮に含まれるシアニジンの量は、ブルーベリー0.4mg、紅芋0.3mg、プルーン0.17mgに対して、黒豆はなんと1.18mgと圧倒的に多いのです。

血液のドロドロ状態には様々な原因がありますが、特に注意すべきは血小板1つ1つが変形して固まり、血液の流れを悪くしているドロドロ血です。

その結果、血管は詰まり、血圧が上昇していきます。シアニジンはそんな血小板を元の形に修復してくれる働きを持っています。

シアニジンの分子構造は小さいので素早く吸収され、食後1時間で血液サラサラ効果が現れるという即効性がシアニジンの最大の特徴です

。さらにシアニジンには、脂肪の吸収を抑えて脂質の排出を促進する働きがあるため、体脂肪が減少するという嬉しい効果もあります。

丹波地方の人たちの体脂肪率は20代から50代に至るまでほとんどが正常範囲内で、年齢別全国平均より低いこともわかっています。

通常、食事によって脂肪が体内に入ると、肝臓から胆汁酸という物質が分泌され腸で合流します。やがて胆汁酸は脂肪と結合し腸壁から吸収されやすくなり、その結果、身体に蓄積されていきます。

しかし、一緒に黒豆を食べた時はシアニジンが腸で働き、胆汁酸と脂肪を包み込むため、腸壁で吸収しにくくなるのです。その結果、脂肪は体外へ排出され、その排出された分を体内の脂肪を使って補うので、体脂肪率が減少するのです。

黒豆は調理の際必ず煮ますが、シアニジンは水溶性のため、ほとんど煮汁に染み出てしまいます。その量は煮豆の10倍に当たる3.57mgです。黒豆効果を期待できる量(30g)の黒豆を毎日食べるのは大変ですが、煮汁をうまく利用すると、効果ははっきりと現れます。