正しい食習慣のバトンを 次世代へ

日 時 平成23年6月25日(土)
場 所 宝塚西公民館
講 師 保田 茂氏(神戸大学名誉教授)
 食育とは食育基本法によれば、「生きる上での基本であって、
知育・徳育及び体育の基礎となるべきもの」他と定められてい
ます。
 これを受けて地方自治体では、「食育推進計画」が立案され
ました。
 この計画によれば、食に関する知識や食を選択する力を親・子で習得し、食と自然の恵みを大切にする心を醸成して、元気な街づくりを目指そうというものです。
 具体的な目的としましては、①豊かな人間性を培う。②食文化を守る。③生活能力を身につける。④健康に生きる知恵を習得する。⑤環境を守る。⑥食の自給力をつける。・・・等々で、これらを頭に入れて毎日の食事を考え、そしてそれを実行し、それらを次世代へバトンタッチすることです。
 日本経済は戦後 高度成長→安定成長→ゼロ成長→マイナス成長 と推移し、将来は必ずしもバラ色ではありません。
 人口構造も20年後には、1人の成人が2人の高齢者を支えなければならないようです。
 少子高齢化が進む中、高齢者も子供に面倒をかけるわけにはいかなくなりますので、「健康」と「自立」が不可欠で、その中心が「食」にあると言えます。(写真は食育フェア会場)