私の故郷は高知県土佐清水市中浜という所です。今年は母の一周忌でしたので3月に帰郷しました。年老いた父がひとりで暮らしているのも気になり、これからは年に2回くらいは帰ろうと思います。近所の家は空き家が目立つようになり、いつの間にか限界集落になりそうです。
うさぎ追いしかの山、こぶな釣りしかの川・・・・
段々畑だった所には道路がはり巡り、鰻や手長エビ(たなご)を獲った石積みの小川はコンクリートで覆われ暗渠の道路となっていて子供の頃の風景はすっかり変わっていました。
港も沿岸部はすっかり変わっていましたが、沖の方の岩肌は昔のままでした。子供の頃、イセエビやゾウリエビ、ゲンナイ、グレやエガミ(ブダイの仲間)をとった場所まで今回は歩いて懐かしい子供時代を想い出していました。小学校の遠足などでも磯にはよく行ったものでした、人はあっという間に年をとりますね。
私の家から数十メートル離れた所にジョン万次郎(中浜万次郎)の生家があります。ジョン万次郎は1827年、高知県土佐清水市中浜の漁師に生まれ、出漁中に嵐に見舞われ遭難。運良くアメリカの捕鯨船に助けられて約10年後に帰国。アメリカの生活や捕鯨で身につけた語学や技術を使い日本人初の国際人として活躍し、坂本龍馬をはじめとして、数多くの人々に影響を与えた人です。その生家が復元されていましたので皆さんに紹介致します(写真)。
あなたは故郷にどんな想い出がありますか?