「あちっ、熱いよ〜」
田んぼの草刈りに、先月田植えをしたばかりの、ぬめっとする水田に
足をつけるなり、水温の高さにみんなびっくり、「まるで温泉みたい」
温度をはかったわけではないが、熱い風呂に足をつけるような仕草で
おそるおそる入っていく。
今年最高の酷暑に、日陰のないところでの草むしりはかなりの消耗!
でも、1ヶ月で稲のまわりにしっかり根をおろした雑草と格闘すること1時間あまり
「もう休もう!」「あとすこし」「いや、無理しないで」「休憩、休憩」とお互いに
熱中症を気にしつつ、休憩をとる。
草むしりのあとは、竹の粉砕だ。以前切り出して乾燥させていた竹を粉砕機に
入れ、粉々にして肥料にする作業だ。粉砕機のまわりは竹の粉が舞いあがり、
バリバリ音を立てて、細かいチップになっていく。何度も竹がひっかかって中断
したが、1時間足らずで、ほぼ完了。
最後は、草刈機で畦や家の周辺の草刈り。はじめて持つ草刈機は意外に重く
中高生らは、腰をふらつかせながら危なっかしい手つきで、仕事ははかどらない。
指導にあたってくれた橘氏は、笑顔でゆっくり見守ってくださり、助かりました。
予定をすこしオーバーして、やっと作業は終了。ささやかな充実感と汗をたっぷり
かいた快感を感じつつ、帰神の途についた。