シンポジウム「人間関係や就労に困難を抱えた障害者の理解と就労支援」

炎天下が始まろうかという、七月の始めのお昼、
アズイットはシンポジウム「人間関係や就労に困難を抱えた障害者の理解と就労支援」というイベントを開催致しました。
会場は宝塚市逆瀬川アピア1の最上階、アピアホール。
そしてメインの会場設営を終え、三時間以上にわたるシンポジウムが始まりました。

第一部は精神科医の定本先生をお招きし、このシンポジウムの基調となる講演、
「人間関係や就労に困難を抱えた障害のある人の理解」
を行いました。定本先生は少年鑑別所にも関わりのある方で、上記に挙げた方々と交流があり、参考になるエピソードをいくつも話してくださいました。

定本先生の話のあと、若干の設営を行い、第二部としてパネルディスカッション
「障害者の就労について」
が行われました。
パネルディスカッションはこちらにもまず定本先生をコーディネーターとしてお招きし、他に市内の障害関係の様々な方をパネリストとしてお招きして、様々なトークを聞く事となりました。就労の立場に立つ方々からは就労の現状、
逆に当事者やその家族の方からは、就労に対する思いや感想等が出され、今、この社会の現況が理解できるようでした。

パネルディスカッションののち、テーブルを設営し、宝塚市小規模作業所連絡会からの授産品としてお菓子や軽食、飲み物を揃え、第三部として交流会を行いました。今回のシンポジウムは様々な方が参加しており、非常に幅の広い交流会となりました。交流会にはスタッフも参加し、互いに考え方をまじえ、会の締めくくりとしては非常に華やかでしまりのある交流会となりました。
様々な意見、相談は止む事を知らず、その場で次はどうするか話し合われたほどです。

以上をもって、今回のシンポジウムは終了しましたが、充実感のある会であったと感じています。元々、アズイットも今回のテーマの様な人達が集まって立ち上げた経緯もありますが、原点に立ちかえった様な気がし、再び、このような方々への社会貢献に励めると感じています。
本当にこの会に参加して下さった皆様には感謝したいと思います。

ありがとうございました。