2011年7月18日(月・祝)、黒松内ぶなの森自然学校にて、NPO法人ねおす主催の「ネイチャーゲーム講習会の認知症対応プログラムへの応用研修会」が行われました。講師には丸山環境教育事務所の丸山博子さんをお招きしました。
先日ご紹介しましたように、NPO法人ねおすは自然体験活動やネイチャーガイドを行ってきたノウハウを活かし、認知症の方や高齢者を対象にしたケア・プログラムの開発を認知症啓発事業として行います。今回の研修会はそのケア・プログラム作成のための活動の一環として開催されました。
研修には、黒松内ぶなの森自然学校スタッフ、ブナセンター職員、大学生ら9人が参加し、ネイチャーゲームの理念や考え方、代表的なネイチャーゲームの体験、高齢者や認知症の人への実施事例、応用できそうなアクティビティデザインについての意見出しを行いました。
講師の丸山さんからは、ゲームが好きでない人への対応を考えることや、事前の聞き取りの重要性について指摘がありました。参加者からは「ネイチャーゲームは誰でも楽しめる」「声かけが大切」「高齢者や認知症の方への実施のイメージが沸いた」といった感想があり、「理念や手法を理解したうえで、ネイチャーゲームを活用した高齢者・認知症の方向けのプログラムを作成する」という目的に、一歩近づくことができたという感触を得た研修会でした。(地域コミュニティを活かした認知症啓発事業・北海道事務局)