単純ではない障がい者の就労:その1

◇◆理屈では自分次第だとわかっているのだけれど…◆◇

最近、様々な方にお会いする機会が増えました。
様々な人それぞれが、自己の中でも多様な考え方を持ち、
複雑であり、それが人間という生き物、
他の動物とは違う決定的な要因だと思えます。

本当にこの頃、よく考えることがあるのですが、
人間とは理屈通りではないのだなあということ、
正義とか常識とか、理性とか善とか、
そんなものを吹き飛ばしてしまう人間の性(さが)が
確実に人間にはあり、逆らえないということ。

もうここまできたら、先の四つ(もっとありますが…)等を
意識しながら、人間として真理を突き進むしかないということ。
所詮、私たちは人間という、脳みその大きな動物にしか
過ぎないという意識も持つしかないんだなあと捉えています。

松尾は通信制高校時代、
宝塚市社協の障害者自立生活支援センターに
出入りしていました。そこは主に、心の病を持つ方が
来られる居場所であり、松尾は利用者の一人でした。

その頃、作業所通所を考えたことがあります。
その時代の(宝塚市・精神系の)福祉システムでは、
精神障害者福祉手帳を持っていないと、作業所通所は
認められなかったので、いろんな作業所に見学にも
行ったのですが、けっきょく、「手帳がないと…」ということで、
通所出来ませんでした。

通信制高校卒業手前から、一般のアルバイトをするように
なったので、作業所通所はしないまま、世間の荒波に
揉まれることになりました。なかなか厳しいものがありました。

ということで、下段へ続きます◎