蓬田先生「サザエさんの食卓から食育を考える」講演会とパネルデイスカッション

8月3日(水)豊中市と市教育委員会主催で武庫川女子大 生活環境部 教授 蓬田健太郎先生の講演会が豊中市すこやかプラザ 中部保健センター多目的室で行われました。
筆者もとよっぴーを通じて学校出前講座や農園活動などを行っている関係でしょうか(人様より立派に子育て、食育をしたということでもありません)パネリストとして参加させていただきました。

奥行きの長い会議室は、人・人・人でびっしりで驚きました。

基調講演では、サザエさん一家の年齢当てから始まり、哺乳類であるヒトの成長について、ゴリラやチンパンジー・オランウータンとの授乳期間の差のお話から、出生時375ccの脳を持つヒトは1歳で2倍、5歳で大人の99%にもなるのでエネルギーの40〜85%は脳の発育に使っているとか・。
そのため幼児のおやつにはお菓子をあげるのでなく、おにぎりなどのエネルギーの栄養補給に重点を置くのがいいとか。先生は、お医者様でもありますので、生物学的な客観的な論理でどんどんお話されていました。

結局 早寝→早起き→朝ごはん という生活習慣が重要だということでした。
3つが重要だと思っていたのですが、早く寝るとお腹がすいて早く起きてしまいご飯をモリモリ食べる。先生は、お仕事で遅くなる時には、食べないこともあるとか・・。そう言えば、夜8時以降は、食べないほうがいいとかというのは、食育基本法のずっと前から言われてましたっけ。

パネルディスカッションでは、事前に、4人のパネリストには、置かれている立場で食育について考えたり経験したりしていることの個別取材をしてもらっておりましたので、一応このような流れでいきますよ、でも修正追加もご自由でというあらすじなどがありました。(やらせでは、ありませんよ)
パネリストは、大池小学校校長先生・小曽根小学校栄養教諭・豊南小学校保護者の方とアジェンダ理事として筆者でした。

はじめの自己紹介で3人の子育ては経験しましたなんてことを言ったがために、途中で、先生に自分の子育てのことを聞かれて逃げられず、困りました。(正直 お役に立てたか疑問です。)

この後、給食調理員さんの「野菜たっぷりドライカレー」と「米粉豆乳パン」の一品試食会もあり、担当者の方からによると、100人定員で多めに180個パンを用意したのがすっかり無くなったくらい大盛況、大好評だったそうです。

私達も頂けた、とてもおいしいもっちり豆乳パンは、経費の関係で月1回くらいしか子ども達に、提供できないそうです。だったら少し値上げしてはどうでしょうかと勝手に思いましたけど、簡単に値上げできない問題や課題も色々あるのでしょうね。学校給食は、限られた経費での調理ですので、おのずと限界がありますね。

給食センター長さんは、もっと給食に関心を持ってもらえればいいなといつもおっしゃってましたので、このような機会で、保護者の方や元?保護者の方にアピール出来て意義があったと思いました。それも夏休みだから可能だったと思いますね。

夏休みの子ども達にも体験してもらえるよう
食育ゲームや食育工作コーナーもあり、大人も子供の楽しめ学習
してもらえるような仕掛けと工夫が随所にあり、私達のとよっぴー
展示コーナーにもたくさんお立ち寄りいただいたそうで、色々持参した
甲斐がありました。

写真→とよっぴー・お米グッズ(稲わら・稲穂・モミ・もみがら・玄米・ぬか・白米)・パネル