7月31日、寺田池中島及び兵庫大学2号館「在来種を守り育てるイベントと水質向上プロジェクト経過発表会」が行われました。暑い中、子供の大人も楽しく学習できました。
まずは寺田池協議会森田会長の挨拶
室内での発表では、希少種ガガブタをはじめとする寺田池の水生植物などの説明、ヌバタマ貝による水質向上プロジェクトの経過発表のあと、和亀保護の会も「寺田池に外来種はいらない、寺田池に昔いたカメを呼び戻そう」というタイトルでお話をしました。
寺田池中島では様々な催しがありましたが、私たちはカメ類の捕獲実演を行いました。
昨日から設置していた4つの罠にはクサガメ9頭、ミシシッピアカミミガメ19頭が入っていました。
みんなで2種類のカメの大きさを比較したり、オスメスの違いを確認したりしましたが、なんとミシシッピアカミミガメは全てがメスでした。それに対してクサガメはオス5頭、メス4頭。メスの多いミシシッピアカミミガメは、放置しておくとどんどん増え、クサガメを圧倒してしまうことが実感されました。
罠の中には日本固有のイシガメやスッポンはおらず、ミシシッピアカミミガメが増えたことにより、数を減らしていることが推測されます。ミシシッピアカミミガメは在来のカメだけでなく、他の動植物にも大きな影響を与えています。・・・ではどうすればいいか・・・駆除しましょう・・・でも外来種の命も大事な命。ただ殺してしまうのではなく、有効に利用したいものです。今回は唐揚げにしてみんなで美味しくいただきました。
兵庫大学の池本先生も「すごく美味しい。ビールも欲しいなあ」と太鼓判でした。