どんなかな?『みどりの基本計画』− 箕面市がパブリック・コメント

箕面市が『みどりの基本計画改訂版』(素案)について、パブリック・コメント(=市民からの意見募集)を行っています(8/31締切)。

 「『みどりの基本計画』って、抽象的なのでは・・」などの声もあるので、少しのぞいてみましょう。
 現況分析や構想の部分も大切ですが、具体的なことはまず「第4章 実現に向けた取組」で登場・・。
 例えば・・・

(中央公園(新御堂筋の突き当たりの山すそで計画)等の借地方式などでの整備)
○ 総合公園などの都市基幹公園については、その整備には、長期的な計画と莫大な事業費を要することから、(中略)貴重な動植物・歴史・文化的な価値、景観の保全のある箇所を優先的に用地の確保・・。その際は買取方式と並行して借地方式も選択枝として推進します。(62p)

(学校の巨木などの保全)
○ 学校敷地内の古木・巨木などを「(仮称)学びの木」として指定し、児童生徒、保護者、教職員などが協働で保全する仕組みを検討します。(69p)

【右図】『みどりの基本計画改訂版』(表紙)

続いて、「第5章 2.緑化重点地区の設定」の冒頭では、次の「基本的考え」が示されています。
 この考えに基づき、例えば市内の大規模開発地の「彩都(さいと)」や「箕面森町(みのおしんまち)」が、緑化の“重点地区”となっています。

【緑化重点地区設定の基本的な考え方】
① 山間・山麓部から市街地へのみどりの骨格軸(ネットワーク)を築くことができる街路や河川の緑化
② まとまったみどりとしての公園緑地の整備や面積拡充
③ 市や地域の“顔”となる駅前などの緑化
④ 市民の意識が高く緑化活動がすでに行われているが、より緑化活動を高めたい地区での緑化
⑤ 再開発事業や土地区画整理事業、新規開発事業と連携し計画を進めることができる地区での緑化 (75p)

【右図】「みどりの拠点・ネットワークの形成の方針と緑化重点地区」

■ 市内のみどり分野全般にわたる『みどりの基本計画』 ■

 『みどりの基本計画』は、箕面の「山」+「まちなか(平野部=市街地や農地など)」とを合わせた市全体のみどり※に」ついて、最も基本となる計画=[基本計画]です。
 ※みどり=山地の森林、まちなかの樹林・樹木・草地、公園、農地及びこれらと一体となった水辺、オープンスペースなどです(同素案から)。

■ ご意見をどうぞ ■

 よりよい『みどりの基本計画』とするため、「素案」の全体又は部分について市民(箕面市での在職・在学者などもOK)が意見を寄せることが期待されています。
 なお、ご意見の内容は、全くご自由です。

◆ 詳しくは、次のいずれかでご覧を ◆

①【箕面市のHP】

《今回のパブリック・コメントの手続きなどの説明》
http://www.city.minoh.lg.jp/nousei/midori/midorinokihonkeikaku.html
《『計画(素案)』の概要=69KB》
http://www.city.minoh.lg.jp/nousei/midori/documents/gaiyou.pdf
《『計画(素案)』の全文=2,586KB》
http://www.city.minoh.lg.jp/nousei/midori/documents/soan.pdf

②【箕面市の広報紙「もみじだより」8月号(28ページ)】
(但し、手続きのみ。『計画(素案)』を読むのは閲覧場所で)

【右図】「箕面市のみどりの構造特性」
 大きくは、“山間部のみどり”+“山麓部のみどり”+“市街地のみどり”から構成。(※ 一部の文字を見やすくしています)

 ※図は、いずれも『みどりの基本計画改訂版』(素案)−箕面市HPから。