子ども達の作品のオンラインギャラリーができました

孤児院を設立してから10 年が経ち、小さかった少女たちも次々と義務教育を終えて、巣立っていく年頃になっています。
しかし、10 年間の内戦終結後もネパールの社会不安は続き、特に身寄りのない女性が自立して生きていくのはとても困難です。
そこで子どもの家(HAPPY GIRLS HOME)では、今年卒業した5 人が施設の2 階に工房をつくり、手に職をつけるためのトレーニングを始めました。
これからがんばって力をつけて、この施設を何とか自分たちの力で運営していきたいと張りきっています。
彼女達は現地の伝統的画法「ミティーラアート」を習得し、制作しています。
一つ一つ手描きのカラフルで暖かくほのぼのとした作品で、立体カードなど、楽しい作品も増えています。

オンラインギャラリーもできたので、ご覧ください。
http://homepage1.nifty.com/tifa/online_shop_index.html

ぜひ応援よろしく願いします!

※ミティラー画とは
ネパール東南部からインド東北部に位置するミティーラ地方の農村で、母から娘へと三千年にわたって伝承されてきた民族壁画です。家の壁に幸せを願って女性たちが一筆一筆彩色してきました。
大胆に単純化された線、陰影をつけずに平面的に鮮やかに彩色してゆく絵は、ピカソにも影響を与えたといわれています。現在はネパールの手すき紙にも描かれるようになり、その伸びやかで愛嬌のある画風は広く世界で愛されるようになりました。