前々回「会話のきっかけレシピ」一式を作り直している、と書きましたが、実際には特別なにか道具がなくても、紙とペンがあれば「レシピ」を出し合うことが出来ます。
意外と今までに「レシピの集め方」を詳しく説明していなかったので、ここで一例をご紹介します。
人数は2人からで出来ます。
あんまり多すぎてもやりにくいので、最初は2〜5人くらいでやってみるとよいでしょう。
慣れたら10人くらいでもだいじょうぶ。多ければ多いほどレシピは増えます。
<1>
会話するシチュエーションを決める。
(HPで紹介している7場面でもいいし、「会話のきっかけレシピ通信」で取り上げているのでもいいし、自分たちで考えてもよい)
<2>
会話する相手との関係性をある程度決めておくと考えやすい。
(私がやるときは、大体「相手が自分より年齢or立場が上」「年齢or立場が同じ・または相手が下」の2種類を書いてもらうことにしています)
<3>
ひとり1枚ずつ紙をくばり、「こんなとき自分ならなんて言うか」を書く。これが「レシピ」
<4>
ひとりずつ、声を出して自分のせりふを言ってもらう。できればロールプレイ風に「相手」係の人を作り、その人と実際に話す感じで。
できればここで、「こういう場面で心がけていること」などをちょこっとコメントしてもらうと大いに参考になる。
<5>
集まった「レシピ」の紙をぜんぶ貼り出して、みんなで眺めてみる。「これは自分にはちょっとムリ」「これは使えるかも」など、他の人のを見ていろいろ発見があるはず。
(集まったレシピは、全員のを一枚の紙におさまるようにコピーしてオミヤゲにする)
<6>
あとは皆でがやがやと「雑談のここが苦手」「自分はこういう工夫をしている」などとお喋りする。ちょっとシンドイけど、ひとりずつ順番に喋ってもらうとよい。
他の人のテクニックを取り入れるだけではなく、「意外とみんな同じことで悩んでるんだな〜」と分かるだけでけっこうホッとする。
あとは色々、目的に応じてアレンジしてみてください。
grass green*bako*